なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

土帝君[トゥーティークン](手登根)

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キャプション
解説 『南城市の御嶽』掲載資料。 上ヌ毛[ヸーヌモー]の中腹に祠を建てて祀っていたものを、1984年に農村広場を建設した際に現在の場所に移した(約100m北側に移動)。現在農村広場の敷地内にある「平和祈念塔」の左手にある。石の祠の中には香炉代わりのような四角い石のみがある。かつては、甘藷を沖縄に持ちかえった野国総官とその供の2体の神像があったというが、現在は無い。戦前までは、2月2日には人々は重箱に輪切りの甘藷をいっぱい詰めて参拝していた。「字としての供物は、筆と墨、扇子、サトウキビ、タマゴ、ハマグリ、ソーメン、その他おかず類に豚の頭、にわとりの丸煮を神前に供えた。その品は七つといわれている。ソーメンは年寄りにあげて、他の人達は自ら持ってきた重箱を開き「今日の重箱は皆同じ物です」と唱えてから箸をつける習わしがあった。初産[ハチウビー]の人は、その他に湯呑み茶碗にご飯を盛った「ウブク」という供え物を出した。豚の頭やにわとりの肉は小さく分けてユーナ(オオハマボウ)の葉に盛り、子供達に与えた」。現在も2月2日土帝君(カンカー)の際に字で参拝している。 ※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。
大分類 写真
小分類 デジタルデータ
資料コード 000000
内容コード C000005764
点数 1
資料群 『南城市の御嶽』関連資料
資料タイトル
年代区分 2010年代
キーワード ウタキ文化財市町村史
場所 佐敷-手登根
撮影年月日 2011/09/30
責任表示 南城市教育委員会
出典 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会
情報登録日 2023/03/03

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