なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

②グループ タイトルなし

更新:
  • ワークショップ
  • 南城市の沖縄戦
  • 教材開発

シェアする

①クイズできくさんの小学生時代を考える。
 1.映画館はあったのか 2.制服はあったのか 3.英語の授業はあったのか

・1時間授業、小学6年生を想定して作成。
・子どもたちが入りやすいように、導入に○×クイズを設定。
・答えは全て「○」→子どもたちには現在とそう変わらないことを掴んでもらう。また、昔の話ではなく、年齢が近い女の子の話であることを意識してもらう。

②体験談を読んで考える。
【問】あなたなら国場駅へ行きますか?  選択肢:行く・行かない

想定した答え
・行く:看護婦さんになりたい。友達と夢を叶えたい。沖縄は戦場にならない。
・行かない:家族と離れたくない。家族が反対している。戦争で死ぬかもしれない。
・ここまでは「夢を叶えたい、追いかける」点を話の中心とした。国場駅から看護教育を受ける学校へ向かう間は歌を歌っていたという証言もあり、看護教育を受けているときもきっと楽しかったのではないかと想定。

【問】実際に看護の仕事をしたときの、きくさんの気持ちを円グラフで表しましょう。

実際の看護が始まると想像と違う現実があった。
・その気持ちを円グラフで表すことで、子どもたちの思いを自由に表現できるのではないかと考えた。
・子どもたちにも様々な気持ちがあると思う。前の問いで「国場駅に行く・行かない」のどちらかを選択しているが、「でも・・・」という気持ちを、この円グラフで引き出したい。

【問】学徒に行って、きくさんは後悔していると思いますか?

・最後の問いの文言は迷った。
・前の円グラフでの問いで、子どもたちが時間をかけて練り合わせたら、最後の問いも考えやすくなるのではないか。
・平和学習の大切な点は、子どもたちが自分なりの平和を考えていくことになると思う。資料等を読んで「自分だったらこうしたい。したくない。」を考えさせたいと思い、最後の問いは少しふわっとしたものになった。
・絵本の最後に、慰霊碑の前に立ったきくさんが「自分たちのことを伝えてね」という声を聞く場面がある。そこから思いをに至ってくれたらと思う。

きくさんと直接接したことがある教員
最後の問いをきくさんに聞いたことはない。ただ、(学徒として)行かなかったとしても周りの友人が亡くなっているし、戦後50年間は「申し訳ない」という気持ちがあり自身の体験を語れなかった。それらのことを考えると「行った方がよかった」と言うのではないかと想像する。

作成したワークシートと用いた証言

ワークシート[Word]  [PDF] ※参加者が作成したワークシートを基に事務局が編集

用いた証言:中山きく(旧姓津波 昭和3年生まれ 佐敷・新里)〈学徒隊〉

書籍:『令和7年度 なんじょう歴史文化保存継承事業 年報』7~29頁 掲載

テキスト:中山 きく(なかやま きく)(旧姓津波 昭和3年生まれ 佐敷・新里)【キーワード】学徒隊