なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

斎場御嶽(御門口[ウジョーグチ])

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キャプション
解説 『南城市の御嶽』掲載資料。
字久手堅の小字サヤハ原にある。国道331号から山手側に約400m程入った山中にある。全体が広大な森で、その中に、ウフグーイ(大庫裡)、サングーイ(三庫裡)、ユインチ(寄満)の3つの聖域があるこれらの聖域の名称は首里城内の建物の名と重なるものである。いずれの聖域とも巨大な琉球石灰岩の崖を背にしている。『由来記』巻13-313の「サイハノ嶽(神名:君ガ御主ガ嶽御イベ)」に相当し、『由来記』に「六御前/一御前 大コウリ/一御前 ヨリミチ/一御前 サノコウリ/三御前 キョウノハナ/此斎場嶽、阿摩美久作給フト也。詳ニ中山世鑑ニ見ヘタリ。/右、知念巫・久手堅巫両人崇所」とある。リュ救国最高神女である聞得大君の就任儀礼である「御新下り」の舞台ともなった聖地である。古琉球の祭祀歌謡集である『おもろさうし』(1531~1623年)にも16首で謡われている。ウル(エダサンゴなどの石片)を敷いて浄められた小道を通って行くと、石灰岩の石畳の階段となる。この階段を上って左に折れると聖域入り口である御門口となる。かつては男性はここで左褄に改めて入ることになっていたという。
※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。
大分類 写真
小分類 デジタルデータ
資料コード 000000
内容コード C000006945
点数 1
資料群 『南城市の御嶽』関連資料
資料タイトル
年代区分 2010年代
キーワード ウタキ
場所 知念-久手堅
撮影年月日 2016/08/17
責任表示 南城市教育委員会
出典 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会
情報登録日 2023/12/01

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