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●テーマにある「生き残った」という言葉は、講師(山口氏)の「4分の1の方は亡くなったが、4分の3は生き残った」というところにも、子ども達に気づいてもらいたいと考え設定した。●糸数さんの数ある体験の中で、「死んだ人がものすごく羨ましかった」という言葉に着目。現在の私たちから「死ぬことが羨ましい」という心境は想像しにくいが、なぜ糸数さんがそう思ったのかを読み取らせたいと考えた。●「羨ましい」という単語が2回出てくるので、あえてその部分を隠して、当てはまる言葉を想像させるという案もあったが、道徳的になると考えボツとした。
●発問に迷ったが、最終的にはクローズの選択式とした。●オープンにして子ども達から色々意見を出させることも検討したが、「意見が広がりすぎる」、「自分で言葉をつくりきれない子の意見を拾いにくい」という意見もあった。●①~③の選択式にして、【理由】のところで意見を拾い上げることとした。
●問いに対して意見を出した後、糸数さんの後日談として追加資料を見せる。●糸数さんの証言の中に「人間はいざという極限状態になると、人間が人間でなくなってしまう。自分の子どもを捨てるなど」と、戦争に対しての思いが書かれている。そこは読み物としてでなく、電子黒板に言葉を写して、先生から子ども達に語りかける形で授業を締めたい。
【山口氏】●発表した案も、ボツになった案も、体験者の思いを想像することに繋がるならどちらの設問もいいと思う。●「羨ましいと書けたことが〇」、「あんな死に方したくないって書いたら✕」のような、単語の答え探しのようになってしまうと、子ども達の思考的な広がりがなくなる。そのことを懸念して踏み出せなかったのでないかと思う。●「共感できる、できない」と出した方が、子ども達が自由に選択できて、どんな子でも参加できるので、そういったところが良いと思う。
ワークシート[PDF]/[Word]※制作されたワークシートを基に事務局がデータ化
用いた証言糸数禧子さん(大里・目取真)
書籍:『南城市の沖縄戦 証言編-大里-』31頁~38頁 掲載
テキスト:糸数禧子(昭和4年生まれ 大里・目取真)【キーワード】列車爆発/学徒隊/南部避難/収容所