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南城市の戦後産業調査

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南城市の戦後産業調査
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小濱 武(沖縄国際大学経済学部 准教授・「戦後史 産業」専門部会長)

沖縄国際大学経済学部経済学科・沖縄経済史ゼミ(担当:小濱武)では、2024年度から南城市教育委員会と連携しながら、南城市の戦後産業調査を実施しています。今年度は、旧知念村を対象とし、地域の基幹産業を担ってきた企業の歴史をとおして地域の経済の歩みを考えることをテーマに、フィールドワークを計画しました。学生たちは、それぞれの関心に応じた企業に依頼して、創業の経緯や事業の変遷、今後の展望などについて聞き取りを実施しました。

それぞれの企業の歴史を辿る中で、学生たちは、創業者が抱いた「人々の健康に役立ちたい」、「本物の島豆腐を届けたい」、「地域の資源を活かしたい」といった強い使命感や、そこから生まれる卓越した行動力を学ぶことができました。また、時代の流れや環境の変化(温暖化、物価高騰、観光客の激減など)に対し、「決まったことをやるんじゃなくて、今現状どういったのが良いのかを考えながら、それに対応していく」、「お客様の声を常に聞きそれを落とし込んで形に変えていく」という、柔軟で挑戦的な経営姿勢が、南城市の産業を支えてきたことを実感しました。特に、沖縄の伝統的な食文化を守ることの難しさや、地域に根差した企業として人材不足やインフラ整備といった課題に直面しつつも、地域との連携や新しい試み(セグウェイの活用、ノニ豚の活用など)を通して未来を切り開こうとする企業努力に、多くの刺激を受けました。

ここに、この取り組みの中で学生たちが学んだ南城市の戦後産業史に関するレポートをご紹介します。これらの調査を通じて、学生たちはフィールドワークの基本を習得するとともに、沖縄の伝統と未来を担うことの意義と課題について深く考える貴重な機会を得ることができました。

最後になりましたが、本調査を実施するにあたり、ご多忙にもかかわらず快く聞き取り調査にご協力いただきました各企業の皆さま、および多大なるご支援を賜りました南城市教育委員会の皆さまに、心より感謝申し上げます。



学生らの調査レポートについては、以下のリンクからご覧になれます。

レポート調査者
 1株式会社 仲善チームA(川満凌也、島袋史野、外間大智、森根凛)
株式会社 なかむら食品チームB(神田一世、喜納愛子、城間健太郎、仲村好生)
 有限会社 板馬養殖センターチームC(伊野波柚希、玉城日奈、仲嶺槙人、仲本せり)
沖縄国際大学経済学部経済学科 2025年度専門演習(小濱ゼミ) ~南城市の戦後産業調査~