なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

製糖工場

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キャプション 「サトウキビの荷下ろし」港近くの馬天製糖工場への搬入。(photo瀬底正昭) 「製糖工場の内部」馬天製糖工場の内部。(photo瀬底正昭)
解説 ・馬天製糖の工場内部。 ・この工場でサトウキビを搾り、熱で蜜を固めて砂糖業者に持っていった。 ・本島内は分蜜糖工場、離島は含蜜糖工場が主流。 ・ここで作った砂糖は那覇市古波蔵にあったJAの倉庫に持っていった。その後本土、主に東北や北陸地方に出荷された。 ・冬の製糖期、多いときは40人の従業員が働いていた。24時間稼働。夏は4,5人。 ・工場の建物は残っていないが、跡地は残っている。 ・一年の売り上げはよく分からない。しかし売り上げは、3万ドル(約300万円)の借金で工場を建設したので、その返済に当てていたらしい。 ・社長は瀬底正毅氏。 ・ここの砂糖は非常に美味しかった。サトウキビから搾る黒糖は少し渋みがあった。本土の菓子メーカーから特別注文もあった。 ・製糖期、蜜を炊いているとその香りが津波古一帯に広がっていた。空から煤煙が降っても誰も文句を言わなかった。 ・風向きによって煤と煙が来るのがわかったので、それに合わせて洗濯物を干したり取り込んでいた。寛容の精神があったように思う。 【調査・執筆:折尾葵(珊瑚舎スコーレ)】
大分類 写真
小分類 デジタルデータ
資料コード 000000
内容コード C000002402
点数 1
資料群
資料タイトル
年代区分
キーワード 農業建造物労働
場所 佐敷-津波古
撮影年月日
責任表示 南城市教育委員会
出典 津波古字誌編集委員会(編) 2012 『津波古字誌』字津波古自治会.
情報登録日 2022/03/01