なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

俎坂石[マルチャイシ]

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キャプション
解説 『南城市の御嶽』掲載資料。
字安座真の海岸、海洋観光施設の北にある拝所。左手は「あざまサンサンビーチ」の北東方向に伸びる防波堤の基部で、ここに駐車場がある。右手には石灰岩の岩瀬とマチザチトゥマイ(待垣泊)の砂浜がある。後方は海である。そこにコンクリートで台形状に囲われた場所があり、その中央、海よりの所に大石がある。石は砂岩、あるいは石灰岩らしい。石の大きさは長径190㎝、幅130㎝で、極端に言うと楕円形を歪にした形である。この石の前(陸側)に石灰岩を機械加工して造った香炉(幅36㎝、奥行き20.5㎝、高さ24㎝)がある。この石は一見すると上面は平たく見える(実際は凹凸がある)。そう見えることから「俎[まないた]」の名前を付けたか。この石に接して海側にハマスーギ(モンパノキ)が1本生えている。現在、旧4月18日のウフジチューヌウユヱー、5月4日のユッカヌヒー、5月15日の五月ウマチー(朝神・夕神共に)で祭祀が行われている。かつては五月ウマチーの時、神饌の提げ魚を吊した櫂を担いだ男(2人の内の1人)が、「ヘイヨー、ヘイヨー(ヘーイ、ヘーイ)」と言うと、もう一人が「ハマレー、ウプシュー」(頑張れ、大主)と応える儀礼があったという。現在は若干変わっていると言う。
※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。
大分類 写真
小分類 デジタルデータ
資料コード 000000
内容コード C000006968
点数 1
資料群 『南城市の御嶽』関連資料
資料タイトル
年代区分 2010年代
キーワード ウタキ
場所 知念-安座真
撮影年月日 2016/08/25
責任表示 南城市教育委員会
出典 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会
情報登録日 2023/12/01