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解説 |
『南城市の御嶽』掲載資料。 字安座真から字知名に向けて行く国道331号の右側道沿いにある殿。左右の民家に挟まれたコンクリート敷きの空間(幅337cm、奥行き400cm)で、その奥所にコンクリートブロックで三方を囲い、上にコンクリート製の四角錐型の屋根を載せた祠(70cm×70cm、高さ90cm)がある。祠の中には切石の小振りの香炉が置かれている。祠の向かって左の壁には「昭和六十年八月十日」、右の壁には「中殿」と告示されている。祠の右側にはクバの木が、後ろにはクロトンの木などが植えられ、敷地の周囲の花木も手入れが行き届いている。『由来記』には「中殿」の名前は見えないが、巻13-337に「名幸之殿」がある。この「名幸」の発音であるナカウが変化してナカと称されたものか。あるいは、ウフドゥンに対して「中」位であるということで、ナカトゥンと称されるようになったものかは、不明である。『由来記』の「名幸之殿」であれば、稲の初穂祭と大祭に「神酒一宛」の供物を供え、安座真巫が祭祀を行っていたということになる。現在は、1月11日の初御願、2月の彼岸入りの日の彼岸[ヒンガン]、3月の清明入りの日の清明、5月4日のユッカヌヒー、5月15日の五月ウマチー、6月15日の六月ウマチー、6月25日のアミシヌ御願、8月の彼岸入りの日の彼岸、12月24日の火ヌ神ヌ御願が行われている。 ※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。 |
大分類 | 写真 |
小分類 | デジタルデータ |
資料コード | 000000 |
内容コード | C000006962 |
点数 | 1 |
資料群 | 『南城市の御嶽』関連資料 |
資料タイトル | ー |
年代区分 | 2010年代 |
キーワード | ウタキ |
場所 | 知念-安座真 |
撮影年月日 | 2016/06/19 |
責任表示 | 南城市教育委員会 |
出典 | 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会 |
情報登録日 | 2023/12/01 |