なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

水道井泉[シードーガー]

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キャプション
解説 『南城市の御嶽』掲載資料。 ガタファ井泉とも呼ばれる。ガタファはこの辺りの地名。志喜屋集落の南東部、標高8m程度の所に位置する。道路から数段の階段を下りる。水の流れ出す一帯は戦前、献穀田が設けられたところで、現在は井泉の流出口あたりにわずかに田芋が植えられているはは畑地となっている。前方(南)も畑となっているが、かつては田圃であった。志喜屋の集落がこの付近まで拡大し、この地域の人々が親川井泉[ヹーガーガー]まで通う不便を解消するために新たに設けたと言われる。水道[シードー]という名はその新しさを表す。浜御願所ともなっている。井口は砂岩(灰色系の粒子の粗い石)で山型に差し渡して2.4mの庇とし、その下に約50cm(目測)角の流出口が方形に開かれている。その奥に2mほどの導水管が設置されている。水の流れは確認できなかったが田芋田には水があった。井口およびその左右の壁は切石積み。井泉の左右は相方積みの石垣でしっかりしている。方形井口の左前方に石灰岩の台形の台があり、その上に切石香炉がある。現在は1月1日(新)の朝ニントゥ、2月の浜ヹーグトゥ、6月15日の六月ウマチーが行われている。 ※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。
大分類 写真
小分類 デジタルデータ
資料コード 000000
内容コード C000006082
点数 1
資料群 『南城市の御嶽』関連資料
資料タイトル
年代区分 2010年代
キーワード ウタキ文化財市町村史
場所 知念-志喜屋
撮影年月日 2011/05/18
責任表示 南城市教育委員会
出典 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会
情報登録日 2023/06/30