なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

トゥン

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キャプション
解説 『南城市の御嶽』掲載資料。 志喜屋コミュニティーセンター(公民館)前の志喜屋農村公園の北東部に位置する殿。左隣に戦没者を祀る字の慰霊塔がある。この一帯を殿内山という。拝所の入口左手のクバの根元におむすび型の岩があり、中央部を洞状にくり抜き、その中に切石の香炉を2基置いてある。その役割等については不明。拝屋は瓦葺きで4本の柱はコンクリートの円柱。壁はない。2002年の建造。以前は公民館前に、3坪のコンクリートの建物であった。正面入口中央に石灰岩の切石香炉(機械加工)がある。拝屋内奥所の左の柱の傍に石灰岩の三つ石(火ヌ神)がある。『由来記』巻13-351に「根所火神」とあり、稲の二祭の三日祟べ[ンチャタカビ]と二祭の時の供物、志喜屋巫による祭祀であること、三日祟べの日から祭日まで、ノロ・根神に対して日に二度宛、一汁一菜の賄いが志喜屋大屋子よりなされたことが記されている。『由来記』の「根所火神」はここか。 現在は1月1日(新)の朝ニントゥ、2月10~15日の浜ヹーグトゥ、五月ウマチー、六月ウマチー、6月25日のアミシヌ御願、12月24日(新)の解きの御願[フトゥチヌウグヮン]が行われている。 ※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。
大分類 写真
小分類 デジタルデータ
資料コード 000000
内容コード C000006072
点数 1
資料群 『南城市の御嶽』関連資料
資料タイトル
年代区分 2010年代
キーワード ウタキ文化財市町村史
場所 知念-志喜屋
撮影年月日 2013/02/13
責任表示 南城市教育委員会
出典 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会
情報登録日 2023/06/30