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解説 |
『南城市の御嶽』掲載資料。 集落の北方、標高78.2mの所に位置。後方は標高100~130mの琉球石灰岩の丘陵で、この石灰岩丘陵を水源とする井泉である。西南西方向約80mいウフガンチャ山、約120mのところに古間殿がある。井泉の周辺には樹木が生い茂っているが、水源の周辺及び水が流れ出ていく流水路(目測で幅2m)の片側はしっかりとした石垣である(水源周辺は大きな方体の石の布積み。流水路の根元は布積みで上部は一部相方積み)。水源の後背の石垣には2段になっていて、棚状になった前段の上に切り石の香炉がある。これらの石垣を積み上げての井泉の整備は1861年のことか。『球陽』巻22の尚泰王「十四年辛酉、知念郡人民十八名を褒嘉して爵位を賞賜す」の項(2100項)に「知念村の人民七名・知名村の人民一名・安座真村の人民三名・前城村の人民五名・志喜屋村の人民二名有りて、同心協力、自ら資財を捐して堅く該井を築く。」とある。 現在も水流はあり、灌漑のための取水用ホースが設置されている。この水源の右側、10m程離れてもう1つの水源がある。この方は湧水量が少ないようで、水路と合流するところも石垣積みで水路が確保されている。現在、古間門中の人々が正月に祭祀を行っている。 ※拝所のなかには、私有地に位置するものもあります。無許可での立ち入りや迷惑行為は慎んでいただくようにお願いします。 |
大分類 | 写真 |
小分類 | デジタルデータ |
資料コード | 000000 |
内容コード | C000006070 |
点数 | 1 |
資料群 | 『南城市の御嶽』関連資料 |
資料タイトル | ー |
年代区分 | 2010年代 |
キーワード | ウタキ文化財市町村史 |
場所 | 知念-志喜屋 |
撮影年月日 | 2011/04/06 |
責任表示 | 南城市教育委員会 |
出典 | 南城市教育委員会(編) 2018 『南城市の御嶽』南城市教育委員会 |
情報登録日 | 2023/06/30 |