今年はいよいよ斎場御嶽が世界遺産に登録される年です。そこで、あらためてその魅力について考えていく今回のテーマは、神女たちの祭祀具でもある「勾玉」です。
さて、斎場御嶽から金製の勾玉が出土したことは、 皆様の記憶に新しいことと思います。 これらの玉は本土では弥生時代から古墳時代にかけて流行しました。それでは、琉球の神女たちはどのような勾玉を持ち、使っていたのでしょうか。
琉球の玉については、ノロなどが祭祀儀礼の時に使うものが多いでしょう。水晶や硬玉・翡翠製品を組み合わせたものが一般的ですが、宝石の種類や形、大きさなどに違いがあり、聞得大君の勾玉をもって最高とします。聞き取り調査によると、大君のそれは様々な宝石に混じって金製品があり、それを丸玉・管玉と絹糸に通したもので、数は108個ともいわれています。あまりに大きく重いため、琉球王府の数ある儀式においても稀にしか着用されなかったと言われていますが、その大切な儀式のひとつが斎場御嶽で執り行なわれる「お新下り」だったのです。
写真に示すものは伊是名島に伝わる資料で、 水晶の丸玉に一個の勾玉が付いている一般的な地方ノロのものです。また、あおりやえ(阿応理理屋恵)のように高い位の神女は、丸玉と勾玉を交互に通していることがわかります。聞得大君の勾玉がなくなっている現在、大変貴重な資料となっています。
[写真]伊平屋の「あんがなし」正装
[写真]伊是名村指定有形文化財の勾玉
[写真]今帰仁あおりやえの勾玉
[写真]斎場御嶽から出土した鎮物(しずめもの)
[写真]斎場御嶽から出土した勾玉
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1lavl4XWPUaE1PCdKKVVE_kD2sGQxKFxN |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008423 |
| 内容コード | G000000400-0011 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.121(No.122か)(2000年2月) |
| ページ | 5 |
| 年代区分 | 2000年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 2000/02/01 |
| 公開日 | 2026/09/24 |