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知念村は、『おもろさうし』や古謡に「ちにん」「ちねん」「ちゑねん」と表れています。沖縄最古の歌謡集といわれる『おもろさうし』(1531年~1623年間に3回編集)全22巻・1554首のうち、知念間切関係のオモロは59首知られています。ここでは、代表的なものを紹介しましょう。
☆ひゃくなうらしろかふし☆
一きこゑ大きみきや
【聞得大君が(お祈りをします)】
おれつむかたては
【うりずんになると】
さやはしもはしり
【斎場嶽の遣り戸を】
おしあけれよちやうのしゆ
【押し開けなさい門番よ】
たますたり
【玉簾を】
まきあけれよすてもの
【巻き上げなさい勝れた者よ】
又とよむせたかこか
【鳴響む精高子が】
わかなつかたては
【若夏になると】
又きこゑ大きみきや
【聞得大君が】
はつにしかおしいちへは
【初北風が吹き出すと】
さはやはしもはしり
【斎場嶽の遣り戸を】
おしみちへれちやうのしゅ
【締めよ門番よ】
又とよむせたかこか
【鳴響む精高子が】
しらにしやかおしいちへは
【初北風が吹き出すと】
又きこゑ大きみきや
【聞得大君が】
おれつむかたては
【うりずんになると】
しらしよみしゆみおやせれ
【白い御衣を奉れ】
又とよむせたかこか
【鳴響む精高子が】
はつにしきやたては
【初北風が立つと】
(7巻349)
(大意)
名高く霊力豊かな聞得大君が、オモロを申し上げます。うりずんの若夏の季節になるので、森場御嶽の遺り戸を押し開けなさい、門番よ。玉簾を巻き上げなさい、勝れた者よ。初北風が吹き出すので、白い御衣を奉れ。
☆あけしのかふし☆
一きこゑあげしのか
【名高いあけしの神女が】
こはもりかなもり
【クボー御嶽を】
みあくむかみすく
【神のいます聖域とあこがれて】
又とよむおれのか
【音に聞こえたあけしの神女が!
(13巻99)
(大意)
名高いあけしの神女が、神のいます、あこがれのクボー御嶽で、オモロを申し上げます。
☆たいらこしらいかふし☆
一 ちゑねんもりくすく
【知念社ぐすく】
あまみきよが
【アマミキヨが】
のだてはぢめのくすく
【初めて神に祈った】
ちやくにもりくすく
【大国社ぐすく】
(19巻31〕
(大意)
知念杜ぐすく(知念城跡)は、アマミキヨが初めて神に祈った由緒あるぐすくです。
これらのオモロは、久高や知念の聖地を讃美しているものです。もちろん、これら以外にもまだまだ多くのオモロがあり、いずれも我が知念村のすばらしさを讃美しています。その他、クェーナやティルルいった古謡もあり、それらを読み解くことによって昔の人々の生活文化を知ることになるのでしょう。
(知念村教育委員会 大城秀子)
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1qJH0bJxBRudJLkKtDImGuW7IXM_rZroz |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008417 |
| 内容コード | G000000394-0015 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.116(1999年8月) |
| ページ | 5 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1999/08/01 |
| 公開日 | 2026/09/24 |