介護保険について、これまでに本誌で制度のしくみ(平成10年12月号掲載)と保険料や財源(平成11年2月号掲載)の概要を説明しました。
今回は、介護サービスを受けられる要介護状態について説明します。
高齢者の介護の必要度は、一人一人違うものと考えられますが、介護保険では6段階程度にランク分けしていくことにしています。このランクによって利用できるサービスの種類が決まったり、支給される限度額が決まってきます。大きく要支援と要介護の2種類に分けられます。
要支援というのは、介護しなくてもすむように残っている能力を維持し、リハビリによって失われた能力を取り戻すように、つまり予防という観点から導入されたランクですから、このランクに認定された場合は、特別養護老人ホームなど人居施設の利用は除かれることになります。
現在、特別養護老人ホームに入居中の人は要介護ランクの判定を受ける必要があります。ここで介護の必要度が低いと認定されても、経過措置として5年間は入居を続けることができます。
要介護区分は、下表のように設定されていますが支給限度額の決定は制度施行の直前になると見られています。
[図表]【例】要介護状態区分
身体動作 日常生活動作 社会生活 認知行動
要支援 基本的な動作能力はあるが、「立ち上がり」「立位保持」「歩行」に不安定さが見られる "・「爪切り」に一部介助が必要な場合がある
・「浴槽の出入り」「洗身」などに一部介助が必要" 「薬の内服」「金銭の管理」などに一部介助が必要な場合がある
要介護1 「座位保持」「立ち上がり」「立位保持」「歩行」など全般にわたり不安定さが見られることが多い "・「排泄の後始末」に間接的な介助が必要
・「浴槽の出入り」「洗身」に一部介助または全介助が必要な場合が多い
・「衣服着脱」に一部介助が必要" 「居室の掃除」「「薬の内服」「金銭の管理」などに一部介助または全介助が必要な場合が多い 「物忘れ」などが見られる
要介護2 「座位保持」「立ち上がり」「立位保持」「歩行」など、自力ではできない場合が多い。 "・「排泄の後始末」に間接・直接的な介助が増える
・「浴槽の出入り」「洗身」に一部介助または全介助が必要な場合が多い
・「衣服着脱」に見守りが必要" 「居室の掃除」「薬の内服」「金銭の管理」などに一部介助または全介助が必要な場合が多い "・「毎日の日課」や「直前の行為」の理解の一部に低下が見られる
・「物忘れ」や「回りのことに関心がない」といった行動が見られる場合も多い"
要介護3 「座位保持」「立ち上がり」「立位保持」「歩行」などが自力ではできない "・「排泄の後始末」に全面的な介助が増える
・「浴槽の出入り」「洗身」に全介助が必要な場合が多い
・「衣服着脱」に全介助が必要な場合が多い" 「居室の掃除」「薬の内服」「金銭の管理」などに全介助が必要な場合が多い "・「毎日の日課」「生年月日」「直前の行為」「自分の名前」など、理解全般にわたって低下が見られる
・「昼夜逆転」「暴言・暴行」「大声を出す」「助言や介護に抵抗する」行動がみられる。"
要介護4 「座位保持」「立ち上がり」「立位保持」「歩行」などが自力ではできない ・「排泄」「入浴」「清潔・整容」「衣服着脱」全般にわたって全介助が必要な場合が多い 「食事摂取の見守り」や部分的な介助が必要 "・「尿意」や「便意」が見られなくなる場合が多い。
・「昼夜逆転」「暴言・暴行」「大声を出す」「助言や介護に抵抗する」「徘徊」といった問題行動が増えてくる。"
要介護5 「座位保持」「立ち上がり」「立位保持」「歩行」などが自力ではできない ・生活全般にわたって全介助が必要 「嚥下」に障害がある場合、自力で食事が摂れなくなる 「意志の伝達」がほとんどあるいは全く出来ない場合が多い。
今後は介護保険制度について、シリーズでお知らせしていきます。
《問い合わせ先/知念村役場福祉課TEL948-1311》
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=17533_ovYML547cG1Y2cgNWMmsDZV-kbD |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008415 |
| 内容コード | G000000392-0011 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.114(1999年6月) |
| ページ | 7 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1999/06/01 |
| 公開日 | 2026/09/24 |