なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

ちねん再発見シリーズ15 斎場御嶽(その2)

斎場御嶽の白砂
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私たちはお寺や神社に行った時に、その美しい庭をみることがあります。その庭は、場所を清浄にするという意味合いを持つために掃き清められ、白砂が敷きつめられています。白い砂は全ての母なる海からの贈り物であり、「聖なるパワー」を昔の人々は感じていたのですね。
斎場御嶽の発掘調査を進めていくうちに、文献にもあるような白砂の層がびっしりと露出してきました。厚い所では15cmにもなり、それがサンドイッチ状に重なっていました。 これは、「お新下り」儀式や国王・聞得大君の参拝時に祭場を整えたものと考えられます。古文献には久高島イシキ浜の砂をわざわざ持って来たとの記述が見えます。神の島と言われる久高島の、聖なる伊敷浜。太陽(テダ)の光・パワーを最初に浴びた浜の白砂を斎場御嶽に敷きつめることによって、その霊威(セジ)力をいただきたいという考えをみることが出来るのです。

旧い道
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大庫理(うふぐ-い)から三庫理(さんぐ-い)へ向かう三叉路の、地表から10~15cm程の土中には旧い石畳道が埋もれています。その傍らには、トゥプシ(松明)台にしたと思われる石の集積がありました。この辺は御嶽内でも最も暗い所で真夜中の祭祀を執り行う際の貴重な明かりを灯していたものでしょう。
旧い道には、大人のこぶし大程の自然石を土地を造成する様に敷きつめていました。その上には成形された切石がありましたが、現在の参道を造る際に使われたのでしょう。きれいに剥がされたかのように下層の設えがありました。現在の参道や拝殿は、琉球王府時代の後半に完成したものと考えられています。王府直轄の御嶽として、祭祀の中心となった斎場御嶽は、私たちに様々な姿を見せてくれるのです。
(知念村教育委員会大城秀子)

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大分類 テキスト
資料コード 008405
内容コード G000000382-0009
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねんNo.104(1998年8月)
ページ 6
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1998/08/01
公開日 2026/09/24