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みんなで考えよう!「基礎学力向上対策を」~やればできる子らをそのままにしてよいのか~

指導主事 山内美武
[写真]交代で発表する子供達
激動が予想される二十一世紀を目の前にして、豊かな個性と特性を発揮して激しい変化に対応して、たくましく生きる力の育成が強く要請されている。
そこで、 『知徳体の調和のとれた人間の育成をめざして、幼児・児童・生徒一人一人の学力を伸ばす』ことを願い、県教育委員会の施策の基に昭和六三年度から三次九年間、学校・家庭・地域が一体となり学力向上対策に取組み、一定の成果を上げることができた。
本村は「子供たちの学力向上と健全育成」をめざして、平成八年度から三年間、 県教育委員会から二度目の「学力向上対策推進地域」の研究指定を受け学校、家庭地域ぐるみの「知念村学力向上対策推進協議会」の組織を上げて主体的に具体的に学力向上対策を実践取組をしているところである。
その中間実践発表会を昨年の十二月六日に、知念小学校体育館で村民多数の参加のもとに開催した。その取組の概要と成果・課題を述べることにする。
1、取組の概要
本村は、子供たちの「学力向上と健全育成」をめざして、教育委員会、学校、家庭・地域の各々の役割を明確にして連携を取りながら実践取組を推進してきた。
教育委員会は、 学力向上対策の全体計画を起案し教育懇談会、読書月間表彰式・読書体験発表会、専門部会招集等の事務局の役割を担った。
学校は、各々の学校の実態や教育課題を明確にして、子供たちの学力向上のために学習指導法の工夫・改善や特色ある学校つくりに努め、家庭と連携して家庭学習や基本的生活習慣の確立に取り組できた。
家庭・地域は、家庭学習や生活リズムの定着及びあいさつ運動等の教育環境整備に取り組んできた。

[写真]知念幼稚園で遊ぶ園児たち
[写真]学力向上発表会での様子
[写真]しらゆりの園での知中生のボランティア活動

2、取組の成果
①実践専門部会の役割が明確になり推進体制が図られ、円滑に各々の事業推進や連携事業の取組をしている。
②学校においては、教育課題や特色ある学校つくりに取組、幼児・児童・生徒の個性を重視した学力向上や健全育成に意欲的に取り組まれている。
③家庭・地域においては、親や地域の教育のあり方や生活を見直す意識が取組から見られ、自らの教育的役割の自覚が強く感じられる。
④各専門部の意欲的な活動が学力向上対策推進を啓発し、環境つくりの大きな力となっている。
⑤社会教育事業が学校外活動等に大きく寄与している。

[写真]幼小でのあいさつ運動

3、取組の課題
「子供たちの学力向上と健全育成」をめざして、学校、家庭・地域が一体となって学力向上に取り組んでいるところであるが、一健全育成」の面では、学校では子供たちの遅刻や長期欠席がなく、いじめや非行等の問題がほとんどない状態であり、子供たちの教育に家庭・地域が大きな力となっているものと考えられる。一方、「学力向上」の面では、標準学力検査や達成度テストの結果は伸び悩みであり、達成度テストの結果は、小学校の算数の外は島尻地区の平均値より低く基礎学力の定着が悪いと言える。
村学力向上対策の課題は、一基礎学力の向上」つまり「基礎学力をつける」対策である。基礎学力の低迷は、学習量や集中力に起因し、学習量や集中力は、自己認識や将来像、学習する目的意識、雰囲気等を改善することによって養成ができる。「基礎学力」は、子供たちの将来の進路だけでなく特性や資質・能力の伸長発達を促進し、個性豊かな人間形成の重要な要素であり、「生きる力」の基盤である。このようなことから、『基礎学力の向上」を最重要課題と危機意識をもって学校、域が一体となて対策を認民一丸となって取りまれる。「人材を持って財となす」村民の願いをかなえるために…。
[写真]久高小学校と知念小学校の交流会(給食風景)

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大分類 テキスト
資料コード 008400
内容コード G000000377-0001
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねんNo.99(1998年3月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1998/03/01
公開日 2026/09/24