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医療費の適正化と老人ディケアについて

私は市町村のリハビリ教室に参加される方々が多ければ多い程、その市町村の医療費が軽減されると同時に心のリハビリが達成されるものと思っております。その理由は老人医療費が老人ディケアによって増加しているからであります。
昨年、沖縄県医師会においてこの老人ディケアが大きな社会問題になり、医師のモラルの問題や医師に対する不信感の問題が相当出た事であります。
ディケアに通っている方からは、「生活の一部になっている」あるいは、「生きがいを感じている」などの声があり、送迎や食事入浴等があるからと云う事で好評を得ておりますが、その反面、市町村地域住民や医師会員からは非難の声が続出しある町村議会においては平成九年度老人保健特別会計予算を否決すると云う実体も生じその町に於いては現在も実態を調査し議会に報告することになっています。
沖縄県内で老人ディケアに支払われた老人医療費は平成六年度で八億三千万円、平成七年度は二十億円で外来の一人当たり医療費は二十二万三千円で、全国平均より六万七千円低いものの伸び率は十一、一%を示し、全国平均三、三%より七、八%も増加しています。
平成九年一月診療分では沖縄本島中南部の市町村の老人ディケア医療費は老人外来医療費の四分の一強を占めており、老人医療費高騰の大きな要因となっております。
A市の調査によると一人で何カ所もディケアに通っている者もあり、又元気な方が通っているから真に必要な体の不自由な者は行きづらいと云う意見もあるようです。沖縄県医師会では寝たきりを予防し、痴呆の進行を遅らせるためにも今後ますます必要とされる制度ですので保険医療、療養担当規則等の基準を守り、制度の運営に努めてもらいたいと会員に強力を呼びかけておりました。又、平成十二年から施行される介護保険法が適用されますが今のまま放置しておきますと医師に対する不信感が著しくなり各市町村に設置予定の介護認定機関における医師の発言力が小さくなる事もあると表明されております。
平成十年一月六日の新聞報道によるとk市の昨年十月分老人ディケア診療所一カ所で百七十二件の内七六%に当たる百五十件が対象外として五百十万円減額される事態もあり、これから導入される介護保険法を考えた場合知念村役場が実施しているリハピリ教室に一人でも多くの障害者や老人が参加し、寝たっきりボケ老人を出さないように行政当局は内容の充実を図り、楽しいリハビリ教室にすると同時に現在老人ディケアにかけている医療費一日一人当たり一万千八百四十円の経費を節減し、医療費の適正化に向けて努める必要があると考えられます。
幸いにも来る四月一日から行政当局の委託を受けて知念村社会福祉協議会が老人ディサービスを実施される事になり、老人クラブ活動の充実に大きな役割を果たすとともに医療費の適正化が期待される。
知念村身体障害者協会
会長玉城要勝(投稿)

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大分類 テキスト
資料コード 008399
内容コード G000000376-0017
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねんNo.98(1998年2月)
ページ 6-7
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1998/02/01
公開日 2026/09/24