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「今、みんなが学んでいる」決して学校だけではない。学校を卒業して社会的な要請や個人の生活を豊かにするため、様々な学習の機会が必要になってきたのである。いわゆる国際化、情報化に基づく変化に対応する生涯学習時代の到来である。来る二一世紀に羽ばたく児童・生徒に生涯学習の基礎を培うことがこれからの教育の課題であり、本村での学校週五日制の研究、試行はその最たるものであります。
この研究・試行も二年度を終了する段にはいり、これまでの調査研究のまとめとして去る十二月に幼・小・中生の父母を対象にアンケートの実施を致しました。このことについて皆様のご協力に感謝申し上げ、結果の一部についてお知らせ致します。
アンケートは幼・小・中学校の父母全員を対象として行い、回答数は五五三人で八一%の回答が得られ、学校週五日制への強い関心が伺われました。幼・小・中学校を通じての父母の年齢構成は三五~三九歳層が最も多く三三%、次いで四〇~四五歳が二三%で全体の六割を占めている。
父母の勤務形態を見ると、週休一日制が最も多く三八%を占め、隔週週休二日制は一二%、完全週休二日制はわずかに六%である。年間を通して休みが無いと答えた父母も一四%を占め地域の特性が表れている。共働きであると答えたのは六〇%を占め、共働きでないのが三〇%である。
社会の週休二日制が進んでいる中で、本村の父母の皆さんは賛成、どちらかと言えば賛成を含めて、四八%の方々が賛意を示し五一%の方々が反対、どちらかと言えば反対であるとしており一歩踏み込んでその理由等について聞く必要があった。
児童・生徒の学校週五日制実施については、現行どおり学校六日制がよいと答えたのは五二%で最も多く、完全学校五日制と一部学校五日制を含めて三一%の方々が賛意を示している。学校五日制への賛成者が少ないようであるが、試行前のアンケート(平成二年二月実施)と比べると七ポイントも増加し、学校週五日制への理解を示してきていることが伺える。
現状の学校週六日制が良い理由としては、社会の週休二日制が完全実施されていず、社会の受け皿が不十分であり、また学力低下が心配であることなどが上げられる。学校五日制は親と子の触れ合いが増える、子どもの自由時間が増える、自然に触れる機会が増える、などが賛成の理由であり、またより良い学校五日制への方法として、上乗せ授業などの問題点を指摘し、全国的な教育改革の中で実施すべきであるとしている。
土曜日に子どもの世話を見る人がいるかとの問いに、世話を見る人がいるのは五二%で四三%がいないと答え、世話を見るのは母親でありその次に祖父母である。
学校週五日制に伴って、休日になる土曜日等を生涯学習の基礎づくりとしての学校外活動を、教育委員会が中心になって進めるべきとして、村内の社会教育施設や各種の団体、サークル活動の充実が求められている。
全国的な学校五日制実施が迫っている中で、文部省の調査研究協力校として指定を受け先導的に試行している本村の対応に賛成であるとしているのは一九%で意外に少ない。逆に、良くないとしているのは三二%に達し、子どもたちの学力低下や社会の受け皿が不十分であるなどの理由と一致している。この一年間の学校外活動の結果、子どもにどのような変容があったかの問いに。地域のことを知るようになった。友達との交流が生まれた、などといい面が現れてきていると評価している。
通塾については、父母は子どもの勉強について関心が高く、学習塾やけいこ塾をふくめ五三%の子ども達が塾に通っている。通整の理由は、本人の希望があるからとしており、平均して週に三回、費用は一万円である。また、父母の一番の気がかりは塾への行き帰りの安全面である。
以上、アンケート結果についてお知らせしましたが、これを基に来る学校週五日制への対応が適切に行われるためにも、この試行期を積極的に受け止め、生涯学習時代への基礎づくりができるよう、家庭・学校・地域社会・行政が連携し合って進めていく必要があります。これからも村民一人一人のご意見とご協力をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=11AFzw5T_7fF3kbY23bVvcTAohIpCz0AJ |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008385 |
| 内容コード | G000000362-0005 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.60(1991年3月) |
| ページ | 7-8 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1991/03/31 |
| 公開日 | 2026/09/24 |