知念村長 志喜屋新孝
[写真]知念村長 志喜屋新孝
謹しんで新年の御祝詞を申し上げます。
輝かしい新年を迎え、村民の皆々様と共に平成三年の初春をお慶び申し上げます。
旧年中は一方ならぬ御愛顧を賜わり誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、村長就任以来、早や三か月余が過ぎましたが、私達をとりまく政治・経済・社会環境は厳しいものがあり、いまさらながら責任の重大さを痛感しているところであります。申すまでもなく、地方自治体の主人公は住民であります。この原点を忘れることなく、村民の声を村政に反映させる村民本位の政治、即ち、対話のある政治・和の政治・公正な政治・信頼される政治によって、村民はもとより村外在住の方々の英知をも有効に活用し、心豊かな明るく住みよい知念村づくりの為に全力を傾注してまいります。
ご案内のように世の中は、国際化・高齢化・情報化・個性化が進展し、二十一世紀初頭には社会、経済活動において国境のない時代がやってくるといわれています。物の豊かさから心の豊かさへと価値観も変化し、相互依存の時代を迎え、人々の相互理解と人的交流やコミュニケーションが欠かすことのできない重要な要素となり、各国間において人・物・金の交流がますます盛んになるといわれています。
このように二十一世紀に向けて世の中が大きく変わろうとする中にあって、私達は目の前の小さなことにこだわることなく、現実を直視し、将来に禍根を残すことのないように、時代の変化に対応した社会基盤の整備や各分野における後継者の人材育成に努めなければならないと思うのであります。
現在の知念村は、現代に生きる私達だけのものではありません。私達はこの知念村を次の世代に継承発展させていく責任があります。我が知念村は自主財源に恵まれない貧乏村でありますが、豊かな自然に恵まれた「琉球発祥の地」であります。たとえ貧乏村であっても、人的資源、即ち人材豊富な誇りある知念村づくりが正に百年の大計の基本でなければならないと決意を新たにし、村民との公約である基本政策の実現に向けて努力を傾注する所存であります。
私達役場職員一同は、時代の波に乗り遅れないように自己啓発に努めるとともに、何が村民のためになるか、どうすれば村民のためになるかという視点に立って、村民へのよりよいサーピスの提供に努めてまいる所存でありますので、 なお一層のご指導、ご協力を賜わりますよう切にお願い申しあげる次第であります。
本年も村民各位並びに知念村にとって最良の年でありますよう心から念願致しまして新年のご挨拶と致します。
平成三年元日
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1RkZtyMLyBlbxRKnqxIG1KdrG7MP9owRP |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008384 |
| 内容コード | G000000361-0001 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.59(1991年1月) |
| ページ | 2 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1991/01/01 |
| 公開日 | 2026/09/24 |