村の将来を大きく左右する第二次基本構想を前回からシリーズで紹介していますが今回は第二章の将来像についてどういうふうに促えているか紹介します。
第二章将来像
第一節計画の前提
一、目標年度
第二次基本構想の目標年度を平成十年度とします。またこの基本構想は目標年度までの本村運営の基本指針であり、これに基づいて基本計画、実施計画を策定し、後述する将来像の実現に努めるものとします。
二、計画人口
目標年度における人口は七、〇〇〇人とします。
三、上位計画及び関連計画との整合性
この基本構想は、第二次沖縄振興開発計画等の国・県の上位計画や関連計画、及び本村の諸計画との整合性に配慮し、策定したものです。
四、広域的配慮
この基本構想は、本村のみを限定して考えるのではなく、近隣町村、島尻地域をはじめ、広域的な動向と連係を配慮し、策定したものです。
第二節将来像
昭和から平成へ、二一世紀にむかって時代は大きく変わりつつあります。確実に高齢化社会への突入は予測され、また国際化の時代潮流が押し寄せてきています。科学技術の進歩もめざましく、生産や生活のあらゆる面で比較できないほどの変化が予想されています。とくに、情報化の勢いは激しく、地域の主体的対応が問われています。地域は、単に情報の受け手になるのではなく、同時に送り手となることが期待されています。本村の生産や生活が各地から注目されるだけの内容が時代の要請となっています。
このように変化の激しいこれからの十年間に、本村の生活環境、社会福祉、教育文化、産業振興などあらゆる面での整備拡充を図り、村民が快適で、豊かさを享受し、明るく幸わせな生活をおくれるよう、ここに第二次基本構想の将来像を「水と緑と朝陽の里」とし、つぎの三つの目標を設定します。
①ひかりの村
-資源と活力を生かす-
②みどりの村
-自然と生活を育てる-
③ぶんかの村
-伝統と未来をつくる-
一、ひかりの村 資源と活力を生かす
本村は半島を形成することによって変化に富んだ地形、地下から湧き出る岩清水、恵まれた海岸線、広大なリーフ、そして離島など多様な自然環境を有し、それが資源となって地域の発展をささえています。沖縄本島の東部に位置し、久高島のはるか東の方から毎日、朝陽が昇ってきます。この輝く朝陽こそ本村のシンボルだといえます。
朝陽はやがて強い陽射しとなって本村に照りわたり、豊かな農作物、水産物を生み出し、村民の希望を抱かせます。
この恵まれた資源を生かし、村民の英知と努力を加えて自然と調和した土地利用を確立し、産業を振興し、活力あふれる村づくりを実現します。
ひかりの村-資源と活力を生かし、豊かさに満ちた村づくりを村民とともにめざします。
二、みどりの村 自然と生活を育てる
村民の生産や生活は自然のなかで調和を続けて営まれています。生活の場である集落は緑に包まれており、またつねに海にむきあっております。この大自然のリズムのなかで、村民の生活は育てられています。見渡すかぎり、みどりにあふれた環境で快適な生活をおくることが村民のねがいです。この恵まれた自然環境のなかで、地域のコミュニティを大切にし、村民すべてが安心した生活が営める方向を確立していきます。
村民が相互に信頼しあい、協力しあうことによって住みよい環境を整備し、定住と交流を基礎にした村づくりの実現にむかって努力します。
みどりの村-自然と生活を育て、快適なくらしの場にみちた村づくりを村民とともにめざします。
三、ぶんかの村 伝統と未来をつくる
本村はゆたかな歴史と文化をもつ村です。先人たちのこの大いなる遺産を立派に継承し、同時に新しい時代に対応した文化の創造に励むことが現代に生きる村民のつとめです。そのためには、人を育て、文化を創造することが大切です。学校教育のなかで地域の歴史や伝統を教え、また未来の文化や文明を生み出す精神を培うことが大切です。地域を愛し、地域に学び、そして生涯をゆたかに生きる姿勢を確立します。
また互いにいたわりの気持ちをもち、支え合いながら、心の通う地域づくりを実現します。ぶんかの村-伝統と未来をつくり、創造と生きがいにみちた村づくりを村民とともにめざします。
次号につづく
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1y3yhPAYS2CbYXo5M8WNg_5Z0TnU_kUHC |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008380 |
| 内容コード | G000000357-0001 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.55(1989年11月) |
| ページ | 2-3 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1989/11/20 |
| 公開日 | 2026/09/24 |