なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

歳時記 ちまき

端午の節句の供え物は柏餅とちまき、という風習はほとんど全国共通のようです。
柏餅は量産しやすいため、五月の節句の時期以外にも出回っていますが、ちまきは手作りで手間がかかるため、節句の時期に限って売る店が少なくありません。そのためでしょうか、最近は柏餅を知っていても、ちまきを知らない子供がいるようです。
一般的なちまきは、餅米を主な材料として円錐型に形づくり、笹や竹の皮などで巻いたあと、はがれないようにイグサでしばった食品で、せいろうで蒸して食べます。もともとは中国から伝来したものですが、『伊勢物語』(十世紀前半)や『古今和歌集』(十世紀初頭)にも出てくるように、日本でも古くから親しまれてきた食べ物です。
現在、市販されているちまきの代表的なものには、ういろうちまきや羊かんちまき、葛粉で作った水仙ちまきなどがあります。
また、昔は家で手作りしていたので、地方によってさまざまなちまきが伝統食として生き続けています。なかでも餅米を笹で巻いた三角ちまき、餅米をあく汁にひたして竹の皮で巻いたあく巻、干しえびや豚肉をまぜたご飯のちまきなどは、最近は郷土食として広く知られるようになりました。
ところでご存じのように、五月五日の「こどもの日」から十一日までは児童福祉週間です。今年の標語は「遊びはこどものごはんだ!」―ゆとりの時代へ向けて、子供は大いに遊んで、のびのびと育ってほしいものですね。

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大分類 テキスト
資料コード 008378
内容コード G000000355-0002
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねんNo.53(1989年5月)
ページ 7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1989/05/10
公開日 2026/09/24