知念村議会(屋比久清正議長)の昭和六十二年第三回定例議会が去る三月十二日から二十五日までの会期で開かれました。
定例会では、昭和六十二年度の一般会計予算案及び特別会計予算案をはじめ村から提案された十三件の議案が審議され採択されました。
開会にあたり仲里村長は、施政方針演説を七つの重点項目により行い、その中で海邦国体の成功とより豊かな魅力ある村づくりを村民と一体となって全力を傾注いたしますと抱負を述べました。
第一、予算編成基本方針について
昭和六十二年度の国の財政は、建設国債の増発、累積した国債費及び大幅な所得税減税対策等により、国の財源の伸びが期待できなく、マイナスシーリング予算編成となって地方自治体をとりまく財政事情も非常に厳しさを増し、好転する気配はなく、依然として苦しい予算編成となっています。特に自主財源の乏しいわが村においては、国庫補助金や地方交付税に依存度の高い反面、地方交付税の伸びは〇・六%の全国平均の伸び率となり、売上譲与税の交付についても今、社会情勢下においては諸々の問題点があるためにあまり期待できない現状にあります。
その反面、歳出においては人件費、公債費、債務負担行為費等の義務的経費の増大及び国体開催経費の旺盛な財政需要によって、収支不均衡財政運営から脱却しえず、昭和六十二年度においては大幅な財源不足を期す財政構造が余儀なくされております。
このような財政事情にかんがみ、昭和六十二年度予算編成は村の中期的な健全財政運営を図るため、知念村補助金負担金等審議委員会の答申並びに知念村行政改革大綱の本旨に則って、事業の緊急性、財源の投資効果が充分に得られるよう、村民が快適で文化的な豊かな日常生活が営まれるように限られた財源を有効配分し、次の重点施策を基本に予算を編成しました。
一、快適な村民生活環境の施設整備
二、海邦国体の成功
三、農業生産基盤の施設整備
四、水産業の振興と水産業の基本施設計画
五、村民の福祉向上と健康増進
六、教育、文化の振興と青少年の健全育成
七、村の活性化と久高離島の振興
以上の七つを昭和六十二年度の重点施策として次の四つの会計予算を編成いたしました。
一、知念村歳入歳出一般会計予算
一、六二二、三四〇千円
二、知念村国民健康保険事業特別会計歳入歳出予算
三〇五、四六〇千円
三、知念村簡易水道事業特別会計歳入歳出予算
八七、四三〇千円
四、知念村老人保健事業特別会計歳入歳出予算
三三五、六三五千円
四つの合計歳入歳出予算総額
二、三五〇、八六五千円
前年度二、二六八、七七八千円に対し三・七%の伸びとなっております。
第二、快適な村民生活環境の施設整備対策について
Ⅰ村民生活の環境整備について
村民が健康で文化的なうるおいのある快適な日常生活が営まれるように村道の整備及び生活排水路の施設整備等、次の生活環境の基盤整備を積極的に行うために予算措置をしております
一、地方生活環境施設改善事業
として、知名地区道路整備及び山里地区内道路整備、並びに久原地内排水路、具志堅地内排水路等の整備費四二、六〇〇千円。
二、村道の施設整備費
山里地内村道十五号線及び知念地内三二号線の補助事業による整備、一一〇、〇〇〇千円臨時地方道路整備事業債による知念地内三二号線の整備、石油蓄蔵立地対策事業による知名地内道路整備費に九四、〇〇〇千円をそれぞれ計画し、村道の施設整備を行います。
Ⅱ村営住宅の効率的利用対策
前年度の村営住宅を建設計画した六棟十二世帯入居分の村営住宅と関連施設が今月中に完成することになり、先月十六日に知念村第二回臨時議会において、知念村営住宅の設置及び管理条例を制定し、四月一日入居を目標に諸準備をしているところでありますが、入居後は、入居者の意見等も充分取り入れ、今後の村営住宅建設の指針とし、村営住宅建設計画を樹立しながら、中長期的展望の基に可働力のある若者の村外転出防止を図って村人口の増加とうるおいのある村の活性化に努めていきます。
Ⅲ交通安全対策の防犯対策
皆車社会時代の中において車は今や生活必需品の一つであり、欠かすことのできない文明の利器である反面、車による交通事故は、後をたたない現状で多くの生命、財産が失なわれていることは誠に残念であります。このような犠牲者を未然に防止するため、スクールゾーンの標示設置及びカーブミラー等の設置費を予算化いたし、村民の交通事故防止につとめます。又、防犯灯の設置補助金を交付し、夜間の歩行者の安全と犯罪を防止し、心身ともに村民のやすらぎのある環境づくりを目ざしていきたいと思います。
第三、海邦国体の成功策について
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いよいよ本年度は海邦国体の第三、海外国体の成功策について開催年になり、県をはじめ、開催市町村ではその成功を期して万全の対策を講じていることは周知のことと存じます。
しかしながら国体開催経費が予想以上に村の持ち出し財源が多いにもかかわらず、時あたかも国の所得税の大幅減税対策によって地方交付税の母税が落ち込み、地方交付税の伸び率は、前年度よりわずか全国平均〇・六%伸びとのことであります。又、これに変る売上譲与税については今、社会の諸々の現況下では多くの問題をなしており、その見返り分はあまり期待できない実情であります。このようなことからして、国体開催経費を捻出することは、自主財源の乏しいわが村では容易ではありません。ところが第四十二回国民体育大会はわが県、わが村において今世紀最大のイベントであり、将来の沖縄県の振興発展と県民の活性化に最大な効果が得られることを期待するものであります。
わが村においても、海邦国体の成功を期すべくため、経常経費の節減を行い、六四、〇〇〇千円の開催経費を捻出いたすため、多少の村民要求を抑制いたしましたが、かような状況をご理解くださいますよう本席をかりましてお願い申し上げます。
又、国体の成功はどの開催県においても地域住民の積極的な協力の度合いによってなしとげられております。
どうか村民一人一人の積極的ご協力をお願い申し上げ、県外からのお客様を心あたたかくお迎えすることができますことを期待し、あわせて沖縄海邦国体が名実ともに大成功させるべく最大の努力をいたします。
第四、農林水産業の振興と施設整備について
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一、農業生産基盤の施設整備について
農家所得の向上と農業経営の合理化を図るためには、農業生産基盤の土地改良事業を積極的に促進し、生産コストの低減及び農地の集団化と高度利用、経営の協業化等を行って、農家所得の向上と経営安定を図るため、昭和六十二年度は次の事業の実現に最大の努力を致します。
(1)志喜屋地区土地改良事業及
び県営農道の施設整備、並びに吉富地区土地改良事業の促推
(2)久原地区農地保全事業及び知念地区構造改善事業
(3)知念村農村総合モデル事業推進のための知念村農村総合整備計画の策定
(4)農業構造改善事業促進事業
二、農業振興対策について
農業振興を図るには、よろこぶ農業として近代的農業経営と協業化による「もうかる農業」の施策を樹立し、魅力的な近代農業施設を促進しながら農業後継者育成を図る。
又、畜産振興を図るための畜産団地の促進とその排泄物の畑地環元による有機質肥料の使用奨励並びに協業化による畜産経営の合理化を行い、農業の多角化経営を図る。
又、本年度は特に畜産経営保全調査を行い、将来の畜産経営の合理化を樹立する。
三、農作物等の病害虫防除対策
農作物の病害虫による被害を防止するため、野そ駆除費、マイマイ等の駆除費は従来通り行い、キビのガイダー防除は、知念村補助金、負担金等審議委員会の答申に基づき、農家、農協、製糖工場、村が他の町村並みに四者が負担すべきとのことであり、財政の健全化を図るための措置であります。
農家の特別なるご理解を賜わりたくお願い申し上げます。
又、沖縄特有の琉球松の保護を図るため、松くい虫防除を行います。
四、水産振興対策
わが村は農漁村の村で、水産業は農業と共にわが村の三大産業の一つであります。水産業の振興を図るには、漁港の基盤整備が第一であり、今日まで久高漁港、志喜屋漁港を毎年整備してきましたが、久高漁港については、昭和六〇年度に完成し、志喜屋漁港については、前年度まで国の第七次漁港整備計画による局部改良事業によって毎年整備したところでありますが、局部改良事業で整備するとあと十年以上も要することになり、今年度は国の第八次漁港整備計画の改修事業への格上採択させるための調査計画費を村単独で行い、志喜屋漁港の改修事業による実現を期したいと思います。
なお、漁民の安全操業を図るための漁船無線通信設置補助金及び漁港建造資金の利子補給を行い漁業の振興を図ります。
又、漁業後継者育成を助長いたします。
第五、村民福祉と健康増進について
国の社会福祉施策によって年々各種福祉施設及び福祉政策が確立されているものの社会経済の高度成長にともなって、社会福祉の実態も多様化にあり、時代の進展に即応すべき各種福祉施策を樹立し、村民一人一人の福祉増進を図るためには、村の実情に即したきめ細かな総合的福祉を行うことであります。その実現のために次の施策を行い、村民一人一人が安心して日常生活が営まれるよう最大の努力をいたします。
(1)生活保護並びに母子福祉対策
村民が疾病等の原因によって収入減になり、生活がおびやかされている家庭の生活保護及び母子世帯の経済的自立更生を図るため、各種制度の有効活用の指導助言を行い、将来への生きがいの希望をもたせて行きます。
(2)児童福祉対策
次代を担う児童の健やかな育成を図るのは、行政の福祉施策の重要な課題であり、保育所の管理運営の充実と保母の資質の向上を図って児童の保護育成者並びに子供達が自由に遊べる広場の確保に努め、児童に「夢と希望」を大きく持たせ、すべての児童が健やかに育ち、社会の粗悪の環境から非行を防止し、次代を背おって立つ社会環境づくりに邁進します。
(3)老人福祉対策
長年、世のため、人のため尽してこられたお年寄が残された人生を楽しく生きがいのある福祉施策をほどこし、知念村に生まれ育ち、又、知念村の振興発展のため尽力したかいがあったと思われる老人福祉対策を講ずるのは行政の責務であります。一人暮らし老人や寝たきり老人に対する介護と生活安定の経済的援助及びヤクルトの無償配布によって「かけ声運動」を行い、独居老人の健康状態を確認し、日常生活が安心して営まれるようにいたします。又、健康なお年寄りには、いきがい対策としての老人クラブ活動費の補助を行って、ゲートボール等の適度の運動を奨励しながら日頃の健康の維持増進を図るようにします。又、今日までの社会奉仕に感謝し村敬老年金の支給も財源の厳しいなかにおいても従来どおり支給いたし、お年寄りの余生が楽しくおくられるようにいたします。
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(4)心身障害者対策
心身の障害によって体が不自由で苦しい生活が強いられている心身障害者には、法的援助の諸制度を細く指導しながら「生きる望み」と保障もれのないよう特別な配慮を行います。
なお、村社会福祉センターに心身障害者用の機能回復施設を行っておりますので、充分に活用していただき、一日でも早く機能が回復されるよう努めます。
又、精神障害者には、定期的な精神クリニック活動と、年四回の野外視察、ピクニック等を行って精神的障害の克服を図り、社会復帰への道を開かせます。
(5)保健衛生対策
村民の健康増進と快適な生活環境の実現のためには、公衆衛生及び個人衛生思想の高揚、各種健康診査、各種予防接種等の充実、拡大を図ることであります。
特に本年度は海邦国体の開催年でもあるし、県外から多数のお客様が村内にこられると思います。わが村の美しい海や山がごみによってよごされてるとお客様がいやな思いでは、せっかくの海や空のイメージが崩され、将来の沖縄観光にも響きかねません。海浜や道路、公衆の広場等をきれいにするため公衆衛生及び個人衛生思想の高揚を図って、美しい環境のもとで県外のお客を心あたたかく、気持ちよくお迎えするよう全村民に公衆衛生の高揚を図ると同時に村民の環境衛生及び健康増進を行っていきます。
(6)環境衛生対策
海浜や公共の場の環境の美化を行うためには、ごみの収集を島尻消防清掃組合のごみ集収計画により、指定日及び指定場所にごみを出し計画収集せしめ、環境の美化を図ります。
又、し尿処理施設は、島尻消防清掃組合において、昭和六十一年度より建設着工され、本年度で完成する予定であります。
し尿処理業務の開始される間は各人処理となっておりますので、排泄物によって環境汚染の防止に努め、施設完成後は環境汚染防止に一段の効果が得られるものと期待しています。
(7)病原虫対策
伝染病の媒介源であるハエ、カ等の防除のボーフラ駆除の薬品配布及び伝染病の予防を行い、住みよい衛生的環境づくりに努力します。
(8)健康増進対策
村民が健康で文化的な日常生活が営まれるよう四十歳以上の老人保健事業を積極的に促進するため、健康教育及び健康相談の開設、訪問指導、機能訓練、がん等の各種成人病検診並びに健康づくり事業を実施し、村民が健康で豊かな日常生活が行われるようにいたします。
又、四十歳以下の諸健康診査の実施及び児童の各種予防接種、健康相談等を行い村民を疾病から早期発見し、健康村づくりを推進いたします。
第六、教育、文化の振興と青少年の健全育成について
わが村の恒久の教育、文化、芸術、スポーツの振興を図るには、国の諸制度と教育基本法の理念に基づき、自主性、創造性に富んだ人間形成を目ざした教育、文化、スポーツ等の振興を図ることであります。
特に教育は、個人特有の資産であり、どの世界でも合通ずる無限の力であります。
わが村は、教育立村を打ち出し、学校、家庭及び知念村青少年健全育成村民会議と共に児童、生徒の基礎学力の向上と、学校教育の充実強化を図って、知念村の教育向上に努め、昭和六十二年度は、次の施策を推進していきます。
一、学校教育について
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各小・中学校に教育目標を樹立させ、一人一人の児童、生徒に豊かな人間性とたしかな学力を身につけさせることを目標に、学校現場、家庭、地域社会及び行政が一体となって学校教育の向上を図ります。
又、知念村青少年健全育成村民会議を中心に基礎学力向上の研究、実践の指定を県教育庁より受け、今年度はその最後の研究、実践活動と研究成果の中間報告を行い、各界からその成果について高く評価され、今後の実践活動が大きく期待されると同時に基礎学力向上の目標が充分に果せるものと思います。どうか各界のご指導とご協力を賜わり、所期の目的が充分達成されると同時に、児童、生徒の学力の向上と自主創造性に富み、心豊かな人間性を身につけさせるための学校教育の充実強化を図ります。
二、社会教育の振興について
今や国際交流の激しい社会環境と高学歴社会を迎え、生涯教育の時代であります。時代の流れに対応するには社会教育の充実、強化を図る必要があると思考されます。そのため必要な社会教育学級を可能な限り取り入れ。村民の知識の高揚の場を設けておりますが、今年度は海邦国体の経費の捻出のため、いく分社会学級の開設をひかえましたが、財源のゆるす限り多くの社会教育学級を開設することにしております。
どうか多くの村民が積極的に各種学級に参加されますことを期待いたします。
三、文化財の保護育成と村史発刊について
わが村は、民族発祥の地であり、先祖の残した多くの有形無形の文化遺産や歴史が残されております。
このような尊い文化遺産を後世の人々の学術研究や文化のバロメーターとして役立たしめるため適正な保護育成を図り、若者達が誇りを持ち、郷土の文化を愛する精神を養い、豊かな人間性を育てながら郷土の文化遺産を永久に保護することに努めます。
又、本年度は各界の多くの方々が待望している知念村史第二巻(資料編)を発刊すべく予算とその専従職員を配置しております。
発刊には、多大な財源が要されておりますので、多くの村民の利用をお願い申し上げます。
四、スポーツの振興について
村民が心身共に健康でたくましく長生きし、心豊かで楽しく暮らせるため、村民体育館及び知念村勤労者体育館並びに知念村児童体育館等の有効利用に努め、村民スポーツの振興に努めます。
五、青少年の健全育成について
青少年を取りまく社会環境は極めて複雑化し、「いじめ」、「非行」の問題は、今や当人間の問題でなく、社会問題であることはよく周知のとおりと存じます。
今日の青少年の意識と行動は経済の著しい発展による社会構造からして、物の豊かさが青少年の健全育成の阻害を助長し、人間形成に大きな影響を与え、多くの非行の要因になっているといわれています。
このような社会環境の中、次代を担う青少年が自主性、豊かな創造性を培うには、家庭、地域、社会が連帯意識によって人間形成がなされるのであります。幸いに、わが村では青少年健全育成村民会議を中心母体に学校、家庭、地域、行政が一体となって青少年を社会阻悪から未然に防止し、合せて学力の向上と心豊かな人間形成をめざした青少年の健全育成に積極的に取り込んでいます。
どうか、村民各位の今日まで以上のご協力を賜り、青少年の健かな育成が図れますよう最大努力をいたします。
第七、知念村の活性化及び久高の振興について
わが村の二十一世紀に向けた長期的振興発展と活性化及び久高離島の振興を図るには中城湾開発整備計画に則ったマリーン開発構想計画の策定及び安座真港湾の早期完成とカーフェリーを就航させ、海路交通の暖和を図ることであります。その実現のため、次の施策を積極的に推進いたします。
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Ⅰ中城港湾南部開発構想の策定
県の二次振興開発計画の中城湾開発整備計画と照準しながら、中城港湾南部開発構想策定による与那原町、西原町、佐敷町及び知念村で現在マリーン開発整備構想策定推進協会を組織し、その準備にとりかかっております。
わが村においても同開発整備計画委員会を発足し、現在同計画案の策定を専門家に依頼しております。同開発整備計画を早期に策定し、二十一世紀に向けたわが村の長期的振興開発と活性化に大きく寄与されるものと期待し、その実現を期すべく最大の努力をいたします。
Ⅱ久高離島の振興と過疎対策
久高島は南部本島の唯一の離島であるが、企業等がなく、若者の就労の場が少なく、やむなくして島外へ転出しなければならない実情である。このため年々人口が減り過疎化の島となっております。
久高島の振興発展と過疎化防止を図るには、通勤、通学が可能ならしめる海路交通の暖和を図るカーフェリーの就航が急務であります。村としては昭和六十五年を目標にカーフェリーを安座真港と久高徳仁港を結ぶ就航計画をし、通勤、通学が可能ならしめるための構想をしております。
なお、そのカーフェリーの運営方法については、久高住民や海運会社との充分なる話し合いによって運営方法を検討していきたいと思います。
当面は、安座真港及び徳仁港の完成に努力いたします。
第八、特別会計予算について
知念村簡易水道事業特別会計予算は、人間生活の欠かすことのできない重要な予算であることはよく周知のとおりであります。
ところが目的会計については、原則的に独立採算制であることにかんがみ、簡易水道会計予算については知念村行政改革大綱と同答申に基づき、本年度から経常的費用については、独立採算制の原則に従って営業収益でまかなうよう水道給水料金を改訂することにしております。どうか議会議員のご理解と村民のご協力を賜わりますようお願い申し上げます。
又、国民健康保険事業特別会計予算についても毎年百万円づつ一般会計予算からの繰出金を削減することになっており、本年度は二百万円を繰出し、国民健康保険事業の円滑な運営を図っていきます。
又、知念村老人保健事業会計予算については、年々医療費の高騰により村負担金分を一六、七五二千円を一般会計予算より繰出すべきでありますが、財源の都合上当初予算では一四、〇〇〇千円を繰出しすることにしております。
あと二、七五二千円の対応については、日頃よ健康管理の指導と保健事業を積極的に推進し村民疾病から未然の防止を図りながら不足分については財源の見出し次第に措置していきます。
このようなことから本席をおかりして村民への日頃の健康管理と健康診査を積極的に受診されまして、医療費の需要に歯止めさせるようご協力をお願い申し上げます。
むすび
以上昭和六十二年度の主要施策と予算編成方針を申し述べましたが、予算執行に当っては限られた予算を有効かつ効率的に投資効果が充分得られるよう、村民の声を一つでも多く反映させ関係者の特段のご協力をお願い申し上げ、「より豊かな活力ある住みよい平和な知念村づくり」に邁進いたします。
以上申し上げまして、昭和六十二年度の村政運営の基本施政と予算編成方針といたします。
どうか議会議員をはじめ、村民一人一人の絶大なご協力をお願い申し上げます。
昭和六十二年三月一二日
知念村 仲里常延
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=105ZRbG5Z3BtLsqjwn5Xv_joYs_c4_BSD |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008372 |
| 内容コード | G000000349-0001 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.47(1987年5月) |
| ページ | 2-6 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1987/05/ |
| 公開日 | 2026/09/24 |