お年寄りをいたわる気持ち
相手の身になって考える―これこそ、寝たきりのお年寄りを看護するときに、最も大切なポイントでしょう。
まず、自分がその立場だったらどうしてほしいか、考えてみてください。次に、いくら相手の立場に立ったつもりでも、まだ食い違いがあるはずだと、さらに一歩距離をおいてみるのです。その上で、食い違いを埋める努力をする--寝たきりのお年寄りを心からいたわり、看護する気持ちは、ここで初めて生まれるといえるでしょう。
相手のために良かれと思ってしたことも、気に入ってもらえないと気まずい雰囲気になってしまいがちです。しかし、そんなときは、とにかく理屈抜きで謝るようにしましょう。"そんなつもりではなかった"などの言い訳は、かえってお年寄りの心を閉ざしてしまう原因になることがあるからです。
繰り返しの話にも"聞き上手"になる
年をとり、ただでさえ弱った心や体には病気がおおいかぶさり、寝たきりのお年寄りの胸中には不安と寂しさが渦巻いています。つい話も愚痴っぽくなったり、練り返しが多くなったりしますが、周囲の人は"聞き上手"になることです。間違っても「また同じこと言って……」とか「さっきも聞いたわよ」などと言わないこと。何十回同じ話を繰り返そうと、話すということは、相手を信頼し、心を許している証拠なのだということを心得ておきましょう。
何より大切なのは、お年寄りから、自分で回復しようとする意欲を引き出すことです。そのための慰めや励ましができるのも家族ならではのこと。根気強く、適切な看護で、お年寄りのもっている心身の機能や能力が十分に発揮できるよう、手助けをしてあげたいものです。
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=19ScAoKxpr62WGGkOqW85IhmRv90oK3bH |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008363 |
| 内容コード | G000000340-0003 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.38(1985年9月) |
| ページ | 9 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1985/09/20 |
| 公開日 | 2026/09/24 |