ある日のラジオ放送のことです。
南風原の喜屋武に腕の立つ棒使いのニーセーがいました。
又、知念村の志喜屋にナカーウスメーと言う、これまた棒の達人がいました。
人というのはやはりどちらが強いか知りたいもので、 話を聞いた喜屋武のニーセーは腕試しに志喜屋まで出かけていきました。
さて、決闘となったそのの日、まずは棒の使いを披露してからと言うことでまず、喜屋武のニーセーから披露しその勢いで側にあったバサナイをたたくと刀で切ったように真っ二つになっていました。それを見ていたナカーウスメーはうんうんとうなずき、「とおう、つぎやわんのばんやさ」と棒を振りかざし側にあったバサナイの木を叩きましたが、刀で切ったような後もなく、なおかつ叩いた後もありませんでした。ナカースーはニヤリと笑い、「とおうニーセーさあてぃんでー」と言い、喜屋武の棒使いが見て見ると表面は何もしていないのに中の心だけは刀で切ったように切れていました。「うれーわぁがーうゆばぁーらんさー」と言い帰っていきました。と言う昔話がラジオから流れてきました。
何か嬉しい気分になったのは私の身勝手でしょうか。