あけましておめでとうございます。
今年は丑年、あなたは牛というとどんな連想をしますか。のんびり、のっそり、それとも厚いビフテキ、牛肉の貿易自由化問題、と思いはさまざまでしょう。
近ごろ、若い人のマスコットとして、なぜか白と黒の牛が役牛として田畑を耕しているのを見たことのない若者たちには、牧場でのんびりと暮らしている乳牛は、童話の世界に出てくるよううなベットとしてのイメージが強いのでしょう。
しかし、歴史をさかのぼってみますと、牛は、ペットどころか、"新技術"だったことが分かります。
牛に引かせた「すき」による耕作は、紀元前三千年ごろメソポタミア(現在のイラクを中心とした地域)やエジプトで"発明"されていたそうです。
この新技術は、「くわ」による耕作に比べ、はるかに広い田畑を深く掘り返すことができ、農業の生産力に革命的な進歩をもたらしたということです。
その後、農業のほか交通、運搬などにも牛が用いられるようになりましたが、これは、人間が自分の肉体以外の力を動力に利用した最初の試みの一つだとされています。そして、十七~十八世紀になって蒸気機関が発明、実用化されるまで、牛をしのぐ技術上の進歩は見られないといいますから、いかに長い間牛が新技術として"君臨"してきたかが分かります。
とはいえ、最近では、めったに牛の働く姿が見られなくなりました。かっての新技術も、いまやすっかり耕うん機などに、その座をうばわれてしまったようです。
さて、今年の丑年、モウ烈に生きるのもよし、のんびりと人生を反スウしながら生きるもよしともかく角つき合わさずに仲よくいきたいものです。
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1qryqzGQ_4Yr0VqZQTGWlyy3skjkkrmXW |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008554 |
| 内容コード | G000001366-0015 |
| 資料群 | 旧知念村広報 |
| 資料グループ | 広報ちねんNo.34(1985年1月) |
| ページ | 7 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 知念 |
| 発行年月日 | 1985/01/01 |
| 公開日 | 2026/09/24 |