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昭和五六年度施政方針 大里村長仲程實信

昭和五六年度予算書を提案するにあたり施政の基本方針及び重点施策に就いて概要を説明いたします。

基本姿勢として

1、農業の振興
1、教育の振興のための基の施設の充実
1、生活の安定と福祉及び文化の向上
以上の三点を鼎とし、主体性を確立した(独立、自尊の)調和のとれた豊かな村づくりを推進致します。

本五六年度重点施策を掲げますと

一、農業の振興としての
第一点農業生産基盤整備事業として、土地改良総合整備事業及び圃場整備事業等の増拡
第二点農村総合整備モデル事業(主に農村環境基盤整備事業)の充実伸展
第三点第二次農業構造改善事業の推進
以上を重点課題として、畜産野菜生産等本村の主要作目の増産拡大をはかります。

二、教育振興のための施設の充実として
教育振興の一翼として施設の拡大、充実、強化は村政執行上の主要課題であり、本年も教育委員会の方針及び計画を踏襲し亦は先んじて共の事業の遂行に努めます。

三、村民の生活の安定福祉及び文化の向上を促進します。
単なる物資の富のみでなく、根底となる安寧、福祉及び文化面の充実に配慮し行財政上の施策をおしすすめます。
以上を重点施策として、首尾一貫した基本姿勢に基づき運営を密にし、興論に応える所存であります。

では、はじめに昭和五六年度予算を大まかに説明いたします。

昭和五六年度予算総額は二一億四、四五二万円で対前年比伸び率二四、九%四億二、七二七万円の増額であり、初めて二〇億の大台にのせることが出来ました。之偏えに議会及び村民の御協力のたまものであります。
予算の内訳としては、自主財源三億九五万円、依存財源十八億四、三五六万円で総予算の八六%が国県に頼る財源となります。自主財源中、村税は一億七、八八六万円で予算額の八、三%であり地方財政は依然として危機をはらんでいます。
予算才入の大別は、地方交税七億二、一八〇万円、国県支出金九億一、三七五万円、地方債一億八、六〇〇万円、地方譲与税一、五六五万円、自動車取得税交付金六三六万円等です。
才出の大別は、投資的経費一〇億六、二〇〇万円で総予算額の四九、五%を占めるようになりました。消費的経費は九億七、二四一万円で四五、三%基の他経費が五、二%であります。
投資的経費が消費的経費の比率をこえた予算も初めてであります。昭和四九年度予算四億三、七六六万円より漸増し五四年一七億台、五五年一七億台、本五六年二〇億台と鋭意努力してきましたが、今昔の感深いものがあります。

本年度の主な事業の概要

一、農業基盤整備事業として
〕稲嶺地区土地改良総合整備事業が計画年次六ヶ年間(S五一~S五六年)全体事業費四億一、一八四万円、面積五三、九ヘクタールの工事が了え本年は本換地予算一、一八〇万円で全事業が終結致します。
(二嶺井地区土地改良総合整備事業が三年次に入ります。計画年次四ヶ年間(五四年~五七年)全体事業費四億三、四七二万円、面積四六、八ヘクタール本年度予算約一億円幹線排水と面工事です。
三当間地区土地改良総合整備事業が二年次に入ります。計画実施年次四ヶ年間(S五五~五八年)全体事業費四億五、四五七万円面積五二、九ヘクタール本年度予算九、四〇〇万円で主に幹線排水及び面工事となります。
四新規事業として大城地区圃場整備事業が始まります。計画実施年次四ケ年間(S五六~五九年)面積三九、九ヘクタール全体事業費二億五三九〇万円本年度予算一六四四万円で全体設計をいたします。
以上農業生産基盤整備事業の主な事業となります。

二、農村環境整備事業として
農村総合整備モデル事業が三年次に入りますが本年度次年度は農村環境改善センターの建設にかかります。
採択時当初計画は、面積一、二〇〇平方米、予算二億一、〇〇〇万円でありましたが、国及び県へ折衡の末一、五〇〇平方米総事業費三億六、〇〇○万円の枠内の認可を受け、五六~五七年実施計画二年次となり、本年度予算約一億六、〇〇〇万円の事業費となります。

三、本五六年度より、第二次農業構造改善事業が発足します。
第一次は畜舎、農機具に重点的でしたが第二次は農道共同利用温室、及び集落センター、運動広場設置等が主であります。
計画実施年次は五年間(S五六~六〇年)総事業費二億二、五〇〇万円本年度予算は二、四九四万円を計上してあります。
以上が主力でありますが農業振興の為の農林水産費予算は昭和四九年約四、〇〇〇万から五四年四億台五五年五億台本年度六億円台と約一五倍と急上昇してきましたが今後も農村経済発展の基盤としての諸事業の導入獲得に懸命の努力を致します。

四、教育施設の充実として
(一)幼稚園教育の正常化充実を計るため、大里南幼稚園を役場後背合地に面積六〇六平方米総事業費八、〇九八万円五五会計年度で建築中でありましたが、本三月完工し、五六年学年期四月初旬をもって開園致します。
(二)大里南小学校の不適格校舎の新増築にかかります。約二、二〇〇平方米、総工事費二億七、三五四万円となります。
本年度で大里三校の校舎南幼稚園舎の完成をみましたが、今後北幼稚園々舎、南小学校グラウンド給食センターの整備建設に教育委員会との協議の上力を注ぐつもりです。

五、安定と福祉及び文化の向上として
村民の生活の安定と福祉については国県の施策として諸制度があり年々向上しつつありますが知育徳育、体育の文化的進歩に寄与するため、農村婦人の家、勤労者体育館、保育所等設置してきましたが、本年度は児童福祉の一環として五五年度事業として竣工した大里村立児童館を開館引き続き五六年度事業として嶺井団地内村有地に児童センターを建設致します。
面積三六〇平方米総事業費四、八〇〇万円で児童館の機能に加えて体育指導が出来る施設であります。それぞれ児童厚生員を配置しますので、幼少児、児童及び鍵つ子等の健全育成に資する事多大なものと考察致します。
亦社会福祉協議会を本年より法人化し、より充実した協議会の活動を推進していきます。

六、建設土木事業として
(一)村道南風原線が継続二年次工事に入ります。約七、〇〇〇万の予算となります
(二)村道整備事業として、大城白川線、嶺井大山線、銭又銭又神里線、福原伝堂線の四線の整備を総工事費七、七五〇万円で施工致します
(三)村道側溝暗渠の維持管理の強化を致します。工事費三、四〇〇万円で施工致します。

以上概要を述べましたが、今後も遂年次行財政の強化伸展を計り明るい豊かな村づくりに全力を傾注致します。
議員皆様の御協力、御鞭撻をお願い申し上げて施政方針といたします。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1Ri87Ca7YYp7tjn2Iv3v8oLb86bdgFV-e/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008459
内容コード G000000882-0003
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第50号
ページ 2-3
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1981//
公開日