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閉村に寄せて 大里村議会議長島袋賢栄

いよいよ合併の日である平成十八年一月一日が目前にせまりました。歴史的閉村を迎えるに当たり、村議会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。一九〇八年(明治四十一年)四月一日以来の私達の大里村は、この唐の町村合併により、九十七年余の歴史に幕を閉じることになり、先ずもって村の発展のためご苦労されてきた先人達に改めて深甚なる敬意を表したいと思います。今日までの村政の歩みは決して平坦な道程ではなかったことは、わが大里村史から伺い知ることができます。その間には、度重なる戦争にも見舞われ、特に去る大戦においては、村人口の二割弱にあたる一八一四人もの村民が犠牲になるという極めて悲惨な体験もありました。戦後間もない一九四九年(昭和二十四年)四月一日には与那原町が本村から分離をし、また、戦後の二十七年間を沖縄全体が米軍統治下に置かれ、困難な自治行政を強いられた時期もありました。幸いにも復帰後は、わが国の高度な経済力と復帰特別措置により、本県の産業や生活環境など、あらゆる分野における基盤整備が急速に進められ生活も豊かになってきましたが一九九0年代に入ると、バブルの崩壊が起こり、長期的な構造不況となって、国民の生活を襲い、国や地方は莫大な借金を抱えての財政難に陥り、出口の見えない厳しい状況に胃かれているのが現実であります。この度の四町村合併も、こうした内外の経済状況を始め、地方分権の流れ、生活圏の拡大等、自治を取巻く諸々の環境変化に対応する手段として求められているものと理解をしております。閉村ということで、一抹の寂しさを禁じ得ませんが、私達はこの合併を契機に新生南城市民として新に飛躍しようではありませんか。おわりに、村民の限りないご発展とご多幸、そして新生南城市の発展を心より祈念してごあいさつとします。

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大分類 テキスト
資料コード 008463
内容コード G000001132-0002
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第300号
ページ 3
年代区分 2000年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 2005/11/15
公開日