なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財シリーズ 43 大城の組踊「大城大軍」

大城の組踊「大城大軍」は、大城区独自の組踊であり、大城区に残る伝承を基として創作されたものです。組踊の内容は、「大城按司(真武)が大里按司との戦いに敗れた後、大城按司の子である若按司(真宗)とその妹が守役の外間子に助けられ、彼の故郷である玉城村の垣花に隠れ住み、さらに大里按司の捜索から逃れるために那覇の儀間胡城(現、那覇市垣花)に移り、隠れ住んで大里按司への仇討ちの機会を狙っていた時、外間子が住吉神社で仇討ちの願かけを行った所近いうちに佐敷按司(尚巴志)が大里グスクの攻略を企てているので協力して戦えば仇討ちがかなうと教るられ、若按司と共に佐敷按司を訪ね、共に協力して大里按司を討つこと約束し、2日後夜陰に乗じて大里グスクに忍び込み、大里按司と摘将の内原子を捕らえ、仇討ちを無事行った」というものであり、田里朝直作の「大城崩」と若千内容を異にしている。組踊の上演は、他の地方同様に明治になってから、村芝居の中の一つの演目として、田里朝直作の「大城崩」を基礎としながら、区に残る伝承を中心にして新たに作り直した区独自の組踊を昭和二十一年まで毎年行っていたが、戦後の混乱の中で途絶えてしまった。その後、昭和六十三年に台本がブラジルにあることが確認され、それをきっかけとして、当時の出演者である地元の古老等の指導を受け、平成元年に四十三年ぶりに復活した。その出演者は十九名を数え、他の組踊に比べても出演者の数が多く、そのために用いる衣装や小道具類も同様に他の組踊に比べて多くなっているのが、特徴の一つとなっている。現在では後継者育成のために台詞の読み合わせや立ち回りの練習が行われており、その成果を不定期ながら上演し好評を得ている
(文化財担当・山里)

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1Fq3zxvacPkHUQw8SXokna20NtMxNJTez/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008463
内容コード G000001093-0003
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第261号
ページ 3
年代区分 2000年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 2002/05/02
公開日