なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財シリーズ 41 仲程の石獅子

仲程の石獅子は、3体が現存している。石獅子は、元々区の中に良くないものが入ってくるの防ぐためのッケーシとして造られたものであり、1体のみでなく複数を有するところもかなりある。現在、大里村では仲程が唯一複数体の石獅子を有しており、他区はそれぞれ1体のみである。3体の石獅子は、それぞれ区の南・東・北の入口に置かれており、各方向から入ってくる良くないものに対して"ケーシ"を行い区を守っている。南を向いてる獅子は、現在公民館入口に置かれているが、かつては農村環境改善センターが所在する丘陵上に置かれ、火山(ヒーザン・火事などの受難をもたらすとされる山)として有名な八重瀬岳の方向を向いていたと伝えられている北を向いている獅子は、県道86号線から那覇向けに進み大里団地へ入る道路の手前の道路を登っていった集落の北端に置かれている。この獅子は、北方にある運玉森(ヒーザンとしての伝承をもつ)を向いていると伝えられている。東を向いている獅子は大里中学校の西側で大里団地から仲程区に下りて行く階段の途中、西側フェンスを越えた個人住宅の庭の一角、ガジュマルの根元に置かれている。現在は、木の成長によってガジュマルに抱かれるような格好になっている。この獅子は、南風原区の方向を向いている。この方向には、南風原の石獅子が向いている高嶺森(ヒーザンと伝えられている)が所在しており、この獅子も南風原区の石獅子同様にこの森に向いている可能性がある。仲程の石獅子は、3体ともそれぞれがヒーザンと伝えられている森(山)に対して向けられており火事に対する予防として祀られたものと考えられる。また、仲程の石獅子は3体とも鼻から上部が欠けていることが特徴であり、その加工の仕方や獅子像の特徴から、同一人物の手によって製作されたものと考えられる
(文化財担当・山里)

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1FgKkCaJauHkL6U3WCrLjSqEnethBJR6w/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008463
内容コード G000001090-0007
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第258号
ページ 4
年代区分 2000年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 2002/02/01
公開日