なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財シリーズ㊲ 真境名のヒージャー

真境名のヒージャーは、真境名公民館の後方に広がる森の裾部に位置しています。ここは、真境名区の御願所の多くが所在する場所であり、区のらは石製の樋を用い、水を取水口までひき、その周囲は石灰岩で囲っています。また、村建てを語る上で欠かす事ができない場所で、聖域としての荘厳な雰囲気が漂う森となっています。真境名ヒージャーは、公民館後ろの集落道路より60m程奥に入った所にあり、そこからヒージャーまでには2m程の幅を持つ石畳道が取り付けられているほか、途中からは両脇に1m程の高さを持つ石積みが造られています。ヒージャーは、四角に整形された琉球石灰岩を使用して方形に造られています。取水口は、幅40cm、高さ60cmの大きさで開けられ、湧水口からは石製の樋を用い、水を取水口までひき、その周囲は石灰岩で囲っています。また取水口の上部に使用している石灰岩は、幅2.4m程、高さm程の1枚岩の大岩が使われています。一九五六年(昭和三一)には、石灰岩で造られていた取水口前面の幅2.2m程、長さ3.2m程の規模を持つ水槽をコンクリートで修復するほか、その上部を覆う屋根を新たにコンクリート製で造っています。周囲には、ヒージャー以外に同様の工法で造られた上ヌカーやヌルカー等の多くの井戸がみられ、この地域が丘陵緑辺部から湧きでる水の多い地域であることが分かります。ヒージャーは、水道が付設される以前までは初水の行事の際に利用されたり、集落の日常用水として使用されていましたが、水道が付設されてからは主に農業用水として使用されています。また、現在では石の樋に上部からの土砂などが溜まり、水の流れが悪くなり、水槽に溜まる湧き水の量が減少しつつあります
(文化財担当・山里)

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1MCeYVQIKgn-m1MQf6xa-OyoXc4NdEaTi/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008463
内容コード G000001083-0004
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第251号
ページ 4
年代区分 2000年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 2001/06/01
公開日