なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財シリーズ ㊱ 西原・目取真の勾玉 

勾玉とは、頭を大きく、先端をすぼめた弧状の玉のことをいい、日本では古来より装飾品として硬玉製ガラス製が主に使われていました。弥生時代以降は、主に神事を司る際に使用され、権力者を象徴するものとして利用されるようになり、中には金製の勾玉もみられるようになりました。そのことは、天皇の代替えの際に執り行われる行事で使用される二種の神器の一つに勾玉が含まれていることに、その面影が残っています。また、現在でも神道等で勾玉を御神体とする所もあり、古来以来の神事とともに受け継がれています。そのような、由来をもつ勾玉がいつ頃沖縄へ入ってきたのかは、定かではありませんが、第一尚氏王統時代には神女制度が確立されているので、その前時代のグスク時代には持ち込まれてきていると想定できます。このような経緯で入ってきた勾玉は、第一尚氏王統以降に確立した神女制度の下、各地の祭祀を司るノロ以上の神女たちが首に佩いた玉であり、ノロを象徴する祭貝の一つとして使われてきたものです。勾玉は、ガーラ玉ともいわれており、ノロが王府からの辞令書によって任命された地域の祭祀を執り行う際に着用したものとされ、大扇とともに王府からの下賜品であったと考えられています。琉球の古謡集である『おもろそうし』には”かはら”と記されており、はるばる日本まで旅をして買い求めたことが謡われています。大里村では、現在西原と目取真のノロが使用した勾玉が現存しており、中央に勾玉を配し、周囲を丸玉が巡っています
(文化財担当・山里)

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大分類 テキスト
資料コード 008463
内容コード G000001082-0003
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第250号
ページ 4
年代区分 2000年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 2001/05/01
公開日