仲程・高宮城の黄金森は、農村環境改善センターの北西の小丘の森に位置しています。現在は、農村環境改善センタ-建設の際に一部掘削されている他、平成十二年度に黄金森の東麓の旧仲程公民館の移設に伴う農村公園建設と併せて、黄金森も整備されており、北側からの進入路及び頂上部の平場にはアスファルトが敷設された他、頂上部にはベンチが置かれ、以前までは北側からのみだった進入路を農村公園から直接入れるように階段が取り付けられています。黄金森は、仲程と高宮城の両区で御願をしており、頂上部には戦後作られたコンクリート製の社があります。内部は、二段になっており、上段に二つの祠が並べて置かれており、下段に琉球石灰岩製の香炉が祠の手前に置かれています。上段に置かれている祠の大きさは大小に分かれており、大きい方の祠は黄金子の墓、小さい方の祠はその側室の墓と伝承されています。両方の祠とも琉球石灰岩を利用して造られており、上部には寄棟型の屋根石が乗っており、頂上部には宝珠が乗っていた跡が残っています。その規模は、大きい祠が幅一〇五cm程、高さ八五cm程、奥行き七五cm程を測り、小さい祠は幅五〇cm程、高さ四〇cm程、奥行き六〇cm程を測り、両方の祠とも戦後コンクリート製の社に移動した際に補修がなされています。この黄金森には、次のような話が残されています。「黄金森には黄金子という方が住んでいた。黄金子は首里に住んでいたのだが、奥さんとの相性が悪かったので、首里から大里のある森(黄金森)に住むようになった。そこで、黄金子は高宮城のノロと恋に落ち、終生ここで過ごした」というものである。この黄金子は徳が高く黄金森を中心とした地域(高宮城ノ口が祭祀を司る地域か?)を支配した人であり、沖縄の古謡集『おもろそうし』の中に黄金子を称えた歌が謡われています。ちなみに、大里村で『おもろそうし』に詠まれている人は、黄金子、稲福のテダ、大城の世の主、大里の世の主の四人です。(文化財担当・山里)
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1qMW5h4ZUiuJUtOq1g3SS2SUvv1-5vfCI/view?usp=drive_link |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008463 |
| 内容コード | G000001079-0007 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第247号 |
| ページ | 4 |
| 年代区分 | 2000年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 2001/02/01 |
| 公開日 | ー |