目取真の綱曳は、旧暦の十月十六日ウークイの日に馬場(ウマーイ・現在は農村公園として整備されている)で行われます。目取真の綱曳の特徴は、真夜中の午前零時に綱曳きを行うことであります。一般には夕方からガーエーが始まり、七時頃には綱曳きを行いますが、目取真の場合は十時頃からガ-エーが始まり、午前零時頃綱曳を行い午前一時頃に終了します。夜綱は沖縄でもほとんどみられないことから、目取真の綱曳は県内でも著名な綱曳の一つに数えられています。また、ガーエーで用いられるトウールも著名であり、現在は閉館してしまった海洋博の沖縄館には目取真と大城のトウールが展示されていました。トウールは西がテークトウールと菊水、東がテークトウールと桜の各二本づつであり、トウールにはロウソクが入り、明かりが灯されています。旗は、西が「辰農」の文字と獅子の絵で、東が「豊年」の文字と虎の絵となっており、絵は山田真山氏、書は金城安太郎氏によって書かれたもので、共に色が褪せたため、平成五年に複製し、現在はそれを使用しています。綱曳は、区民の士気高揚と五穀豊饒・無病息災を祈願して行われており、その由来として、「昔、力勝負などの勝負事が盛んになされていた頃、アガリトウムヌメーの兄弟二人が東西に分かれて綱曳勝負をし、勝敗を決した」という話が残されています。これにより、綱曳の時には今でもアガリトウムヌメーの人達は、兄のアガリトウムヌメーは西で、弟をナーカムートウとするメークランメーは東で綱曳きを行っているということです。目取真の綱曳きの組分けは、甲なる居住区域のみで分けているわけでなく、七つのムートウヤーを中心に分けられています。西がアガリトウムヌメー、メーラモー、スムンジヨー、イリムティなど、東がマントウク、ナーグスク、メークランメーなどです。このように、先祖で分ける例は沖縄では島尻地域に特にみられることだそうです。
(文化財担当・山里)
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1oYeYWbbfjI0Y_X3qcC-eMjePKkuVO2T0/view?usp=drive_link |
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008463 |
| 内容コード | G000001074-0006 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第242号 |
| ページ | 4 |
| 年代区分 | 2000年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 2000/08/01 |
| 公開日 | ー |