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文化財シリーズ(26)古堅区の石獅子

古堅区の石獅子は、古堅のアシビモー(農村公園)から東側に伸びる遊歩道の端に位置しています古堅区の石獅子は、シーサーとも呼ばれており、第二次世界大戦前まではウマイー(馬場)にあるシーサーモーグワーに高さ一〇〇㎝以上もある琉球石灰岩製の大きな石獅子が置かれていましたが、終戦後にアメリカ丘によって戦利品として持ち去られたとの話が残っており、現在では高さ○〇㎝、体高六六㎝、胴回り一三〇㎝程を測る一回り小さな石獅子だけが置かれています。石獅子の顔は丸みを帯び、大きな丸カい目がややユーモラスな印象をあたえます。この石獅子は、区の北端に位置し、北方に顔を向けています。これは、区内へ厄害が侵入するのを防ぐ厄返し(フンシ)であるといわれています。厄返しの厄とは、石獅子の北方にある墓から現われるというアカチチクビナガーと呼ばれる化け物やウチャタイヤグラーウーシナ(島尻地域を荒し回ったという伝承が残る大男の名前)、または別名ティンゲーマジムンの霊といわれているウフザトヌウナー(首里金城町に生まれ、人間を食べたといわれている鬼であり、ギリムイグスクの北側崖下、南風原区の洞穴に住んでいたといわれており、ムーチー発祥の由来をもつ伝承が残っている)の霊だといわれています。また、この石獅子は古堅区のウフユンチ(大四隅)の一つとされており、区の北側の隅(ニーヌファ)に位置し、区の境界を示す指標となっていました現在では、アシビモーとウマイーが公園として整備されており、石獅子は公園の一角に座して、今も古堅区の厄返しとして北方を向いており、九月には石獅子の周りに区の人々が集って、そこで肉を石獅子に供えて食べる行事であったシマクサりが行われています。
(文化財担当・山里)

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1EYENt9Y-2YOAST5_gsmgg12zWGDzAf68/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008463
内容コード G000001069-0006
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第237号
ページ 4
年代区分 2000年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 2000/03/01
公開日