なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財シリーズ⑱ フタバカ

フタバカは、大里村の東側に延びる丘陵上の北東崖際で、西原区の東端部にあるミーグスクの入り口手前右側(南側)の崖沿いに位置しています。フタバカの名前の由来は、フタバカの形が上部に大岩が覆い被さったようにみえる所から名付けられています。その大きさは、長さ六・八m最大幅四・七mを測ります。高さは、崖沿いに位置しているため一様でなく、標高一六〇m程の丘陵上に接する○mの地点から十m程の高さを持つ地点まで見られます。上部に覆い被さったようにみえる大岩の厚さは、ほぼ一mを測り、均一ですが、西側から四・七m程の地点で、北から南へ斜めに石灰岩の亀裂が見られます。フタバカには、二つの出入り口が設けられていますが、出入りができる入り口が西側にあり、口の幅が一・五m、高さが一・一mを測ります。もう一つの入り口は東側にあり、口の幅が一m、高さが一・二mを測りますが、口は石灰岩によって閉じられています。また、南側には下部の石灰岩が割れている部分が見られ、口が開いていますし、先述したように上部にも石灰岩の亀裂による口が開いています。内部の構造は、幅一・五mミーグスク展望台手前右側の位置高さ一・一mで隅丸の立方体が西側入り口から二・五m程直線で延び、そこから北東側へゆるやかに曲がっています。底面には段差がみられ、中央部に七〇cm程の溝があります。これが、人口的なものか、自然のものかは、今後の調査によるものと考えられますが、見しただけでは人の手が入っているようにも見えます。フタバカの建造年代については不明でありますが、その用途としてミーグスクの武器庫として使われていたという口碑伝承が残っていることから、グスク時代には造られていたと考えられます。また、フタバカの上部に覆い被さったようにみえる大岩は、周りの地形にも同様の形状がみられることから、後で乗せたものではなく、自然の現象として覆い被さったようにみえるものと考えられます。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1aLOi4bGBICa5pts2lRFkwXRF75nRUOg6/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008462
内容コード G000001060-0004
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第228号
ページ 4
年代区分 1990年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1999/05/01
公開日