ギリムイ御獄は、西原区の西端で、南風原区から西原区へと至る村道一号線(西原半田線)沿いの小高い森に位置しています。ギリムイ御獄内には、拝所や古墓が数箇所みられます。現在は、村道から階段が付設されており、本御嶽への入り口として利用されています。階段を上ると、三箇所の拝所が設けられている広場があります。この拝所前の広場はコンクリートによって整備されており、約八メートル×六メートルの広さをもっています。広場は石灰岩の石垣で周囲を囲まれており、その二面にはそれぞれ祠が置かれています。中央の祠は幅約一・二メートル、奥行き約六〇センチ、高さ約八〇センチの石灰岩をアーチ状に加工して乗せており、頂上部に宝珠形が彫られています。残り二つの祠は、石灰岩の平たい石を乗せた箱型をしています。広場の奥は、森の中へと進む道がみられ、そこには、石灰岩で作られた古墓や拝所が数箇所みられます。また、ギリムイ御嶽は、別称「ギリムイグスク」とも呼ばれています。本グスクの東側にある大里グスクが築城される以前に使われていたグスクであると言われていますが、石積みなどの遺構は確認されていません。グスク全体が原野であり、小高い石灰岩の丘上に形成されており、独立しています。築城年代については不明であり、口碑伝承によれば、玉村按司の居住地だったとも伝えられており、その墓が残っているとされています。さらには、玉村按司が大里グスクを修築拡張して、移り住んだとも言われています。グスク内からの遺物はみられていません。大里グスクへの移築後は、大里グスクの物見台的なグスクとして、大里グスクの南側の警護に当たったものと思われ、大城按司との長堂原での戦いの際には、その最前線として利用されていたと考えられます。
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008462 |
| 内容コード | G000001055-0006 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第223号 |
| ページ | 6 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1998/11/01 |
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