平成9年第2回大里村議会定例会が、3月10日に開会し、3月28日までの日程で開かれました。今定例会は、平成9年度の一般会計予算案をはじめとする、13件の議案が審議されました。屋冝村長は、開会にあたり、平成9年度の施政方針を以下のように述べました。
はじめに
本日、ここに平成九年第二回大里村議会定例会の開会に当たり、平成九年度一般・特別会計予算案を始め、諸議案のご説明に先立ち、平成九年度の村政運営について所信の一端を申し上げ、議員各位をはじめ、村民皆様の深い御理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。さて、私が村長に就任して早くも三回目の予算議会を迎える年になりました。この間、政策の実現に向けて全力を傾注してまいりました。幸いにして、議員各位、村民皆様のご協力によりまして一応の成果を収めることができました。これもひとえに議員各位を始め、村民皆様のご支援とご協力の賜であり、改めて深甚なる敬意と感謝の意を申し上げたいと存じます今後とも、私の村づくりの基本理念であります、「村民の信頼と協調を大切にした公平、公正な和の村政」をモットーに平和で活力ある豊かな村づくりに向け、誠心誠意全力を傾注していく所存でありま戦後五十年を経た今日、国、県、地方公共団体においては、政治、経済、行政等で大きなひずみが出てきていることはご承知の通りであります。国からの権限委譲に伴う事務量の増大及び新規事業への対応等と、行政需要はますます増加の一途をたどっております。したがいまして、本年は第二次大里村行政改革を実施計画に基づき着実に実行してまいります。国、県の依存財源に多くの比重を占める本村のきびしい財政状況に鑑み、今後自主財源の確保は大きな課題であります。健全財政の足場固めとして、「最小の経費で最大の行政効果に努め」実情に則した適切な事務事業を選択しながら、財政の効率的運営のために、渾身の努力を発揮してまいりたいと存じます。
予算編成方針
平成九年度の予算編成方針は、抽方交付税、国県支出金等依存財源に多くの比重を占める本村の財政状況下、国県の平成九年度の地方財政対策等の基本的事項を考慮し、予算の重点的、効率的配分ができるよう編成しています。まず、我が国の経済は緩やかであるものの回復の動きを続けており、氏間需要を中心とする自律的景気回復への基盤は整いつつあるとされています。なお、平成九年度の経済見直しと経済運営の基本的態度」においては、平成九年度の国内総生産は五一五兆円程度で、経済成長率は名目で三・一%程度、実質で一・九%程度が見込まれると発表されています。しかしながら、平成九年度の地方財政は引き続き大幅な財源不足の状況にあるほか、多額の借入金残高を抱え、極めて厳しい状況にあり、借入金への依存度を引き下げるなど、財政の健全化を推進していくことが急務となっている国においては、平成八年十二月十九日に「平成九年度予算編成方針」を閣議決定しています。平成九年度を財政構造改革と位置づけ一般会計予算においては歳出規模を厳しく抑制している方地方財政対策」の概要は、地方財政が極めて厳しい状況下にあることに鑑み、地方財政の健全化、行財政改革の推進が現下の最重要課題であるとの観点にたち、経費全般について徹底した節減合理化を推進するとともに可能な限り借入金への依存度を引き下げている。概要としては、まず、地方消費税が導入等がされるが、税収が平年化しないことにより一兆二、〇〇〇億円の影響がでることになっている。この地方消費税の末平年化影響分については臨時税収補てん債の発行で補てんすることになっている。又、その他四兆六五四四億円の財源不足が生じることになるが、この財源不足額のうち、二兆六、六四四億円については地方交付税の増額措置により対応し、残り一兆九九〇〇億円については建設地方債で対応することとしている。以上措置することにより地方交付税総額は一七兆一一七六億円となっている。また、地方債の規模は一七兆三、六五九億円で、前年比七、四四四億円、四・一%の減となっている。一方、本村の平成九年度の予算編成方針は国や県の予算編成方針及び地方財政対策の趣旨を尊重しつつ、大里村の行財政の現況を見ての予算の効率的、重点的配分に編成してあります近年における住民からの行政需要は吐盛で多種多様化し、厳しい財政状況のなか行政としてこれに対していかに応えるかがポイントであります。限られた財源を有効に活かすため、物件費等の経常経費の節減に努め、事務事業の緊要度等を勘案しての編成になっています。予算の概要については一般会計予算が歳入歳出それぞれ四六億五、五五五万五千円で対前年比一億九六五万八千円の二・四%の増となっていますまた、農業集落排水事業特別会計が五一六、三一九千円で対前年比二億三五七五万一千円、八四・〇%の増となっています。
平成九年度の重点施策については、まずハード面の事業として
1 大里城跡公園整備事業
2 畜産経営環境整備事業
3 農業集落排水整備事業
4 農業集落地域整備事業
5 村道改良整備事業
6 新規事業として
①中学校部室、武道場新築工事
②村道大城~目取真線、仲程~高宮城線整備事業
ソフト面の新規事業については
1 福祉バスの運行
2 知的障害者の作業場充実運営(作業場への作業指導員の配置)
3 村民いきいきメッセージ事業
4 農業振興計画策定事業
5 大里まつりの開催
6 村おこし事業(商工会支援事業)
主な施策
活力ある村づくり事業の推進について
活力と潤いのある地域社会の実現を図るために、大里村の特性を生かしつつ、村及び各自治会で進めている地城づくり事業を積極的に推進し、村民相互の連携意識の下に、「緑と心豊かなかりゆしの里・大里」の個性と魅力あるまちづくりを図るため、地域活性化促進事業、地域環境保全推進事業、白治会案内板の設置事業、国際交流及び友好交流事業を今後も展開してまいります。
移民史の編集事業について
本村は、戦前、戦後を通して沖縄県においても海外移住者が多く、移民国での村出身者の活躍はめざましいものがあります。今年度は移民国の村人会等の協力も得て、基礎資料収集及び県村内等の事前調査に取り組んでまいります。
ハガキでいきいきメッセージ事業
村民の声を広く村づくりに役立てるため、村政に対する意見、提言を所定のはがきを全世帯に配布し、村民が書き込んで返送していただき、村長自らすべて目を通し、できる限り今後の村政に反映させてまいります。
主要イベントの開催
本村では、村の活性化のための主要イベントとして大里まつり、芸能フェスティバル、村民運動会のイベントがありますが今年度は、大里まつりを開催します。大里まつりは、四年に一度の一大イベントとして村民相互の融和と連携を深め、産業の振興、教育文化の振興等、本村の活性化と発展を目的とし広く村内外に紹介してまいります。
ヘルシーリゾート計画の実現について
この件は島尻地域振興(開発推進協議会の組織を中心にヘルシーリゾート計画推進対策室を設置し、専従職員を配置して、これまで基本計画検討委員会と、その下に設置された四専門部会で、二年近い調査、検討を行ない、県民各界階層の意見を反映させた「ヘルシーリゾート基本計画報告書」が策定され、今後はこの実現に向け、国、県に運動を展開してまいります。
社会福祉の充実
二十一世紀を目前に控え、我が国の社会福祉は急速な高齢化、少子化が進むなか、誰でも安心して、豊かに暮らせる地域社会」の実現に向けて、福祉の村づくりの実現のため様々な事業を強力に展開してまいります。
地域福祉について
「地域福祉(活動)計画」を踏まえ、各分野の事業を積極的に推進するとともに、その具現化のために、村社会福祉協議会及び民生委員児童委員協議会等と連携し、村民直結の地域福祉を展開してまいります。また、保健福祉活動の拠点である総合保健福祉センターの中身の充実を図るため福祉バスの運行、健康器具をさらに増備し、又福祉マンパワーの育成・確保に努めてまいります。
老人福祉について
老人保健福祉計画に基づき、ホームヘルパー派遣事業、デイサービス運営事業や老人短期入所事業等の在宅福祉の中心的事業の一層の拡充と充実を図り、保健事業等との連携のもとサービス体制の整備に努力めてまいります。
児童福祉について
児童の健全育成を図るため、保育環境のなお一層の整備拡充に努め、乳旧保育、障害児保育等の事業実施のほか子育て支援対策の充実を図ります。
障害者福祉対策について
「障害者福祉計画」に基づいて、身体障害者、知的障害者、精神障害者の福祉の増進に努めるとともに、障害者が地域社会の中で、安心して社会参加できるよう促進してまいります。又、昨年設置いたしました知的障害者作業所については、作業指導員の設置をし、知的障害者の社会参加と自立を図ってまいります。
健康増進について
活力ある村づくりのためには、村民人ひとりが心身共に健康であることが重要であります。平成九年度からは、地域保健法の施行及び母子保健法の改正に伴い、従来県が実施してきた妊婦健診・三歳児健診・乳児健診・新生児訪問指導事業などは市町村に移譲されます。これまで実施している母子保健事業、予防接種、老人保健事業なども保健婦等のマンパワーを強化し、充実させていきます。さらに、保健センターの有効活用を図り、保健福祉との連携を強化します。又、健康教室等を充実強化し、村民人ひとりの健康づくりへの意識の高揚自己啓発をはかり村民の健康増進を強力に推進していきます。
環境衛生の充実について
環境衛生の充実は、村民が心身共に健康に恵まれた日常生活を維持していくために重要な施策の一つであります。近年生活水準の向上と事業活動等の活発化に伴い環境衛生問題は量的にも増大し、又質的にも多様化してきています。平成九年度も、村、地域住民一体となって生活環境の保全に努めてまいります。村としましてもゴミ収集業務を円滑に推進し、地域の明るい生活環境を守るため「①決まった日に②決まったゴミ③決められたところへ」を合言葉に啓発活動を展開し、環境衛生の充実した村をめざしてまいりますゴミの減量化をはかるため平成九年度も生ゴミ処理容器補助事業、資源ゴミ回収事業を引き続き推進してまります。又、畜産排水、企業排水、生活雑排水等によって汚染が進行している饒波川については、有効微生物を試験的に投入して河川浄化の啓発につとめてまいります。粗大ゴミについては、例年同様年一回収集運搬処理を実施してまいります。し尿処理については、各家庭は浄化槽法の規定により保守点検及び清掃を年一回実施する義務があり、村氏への周知を図り、島尻消防清掃組合で円滑に処理されるよう推進してまいります。
村道整備について
村道は本村の均衡ある発展と活力に充ちた潤いのある地域社会の形成及び安全で快適な生活環境の確保を図るうえで、欠かすことのできない最も基本的な公共施設であります。今年度も継続して銭又~平川線、鍋底線、南風原~福原線の整備を進めます。平成九年度新規事業として、仲程~高宮城線、目取真~大城線の二路線が採択され、その実施設計等を推進します。村単独事業についても、平川線の側溝整備を行ないます。それと各行政区に関連する村道舗装補修工事、交通安全施設工事等を進めて、安全で快適な村道維持に努め、村民の生活向上と産業の振興発展を図ります。
河川整備について
河川の整備はこれまで国庫補助による災害復旧事業として年次的に整備してまいりましたが、平成九年度も饒波川の災害箇所の事業採択に向けて努力してまいります。
まちづくりについて
平成八年十二月に実施を致しました、「大里村中央地区まちづくり」アンケート調査結果を踏まえ、本村の歴史、文化、自然条件と調和した二十一世紀を展望した大里村づくりに努めてまいります。又、都市マスタープラン策定に向けての条件整備を推進してまいります。
都市公園について
平成八年度におきましては、内原公園運動場の風による土ぼこり等の悩みを解消するため芝帳工事を実施しました。前に実施した防風林と相まってますます利用しやすい公園になるものと思います。また、大里城跡公園整備事業におきましては、本公園の地理的長所や、緑豊かな自然を生かした整備を推進し、平成九年度も引き続き、その用地買収に取り組んでまいります。
産業の振興
耕種農業の振興について
村農業の現状は、依然として厳しい状況下にありますが、本年度は次の事業を実施して農業生産及び農家所得の向上に努めてまいります。又、本村農業の抱えている多くの課題解決の方策を見い出すため、農業振興地域整備計画見直しと併せて、農業振興計画検討委員会(仮称)を設置し、本村農業の振興策を検討してまいります。又、意欲ある農業者の経営改善計画相談や営農指導を行うため、営農相談員を設置します。
農業振興地域整備計画の変更(見直し)について
大里村国土利用計画及び他法令に基づく計画等との整合性を図ると共に、集落及び農家の意向も反映させていきたいと思います。
農業構造改善事業について
本村農業の構造改善を図るため、引き続き農業近代化施設の整備を行います。又、推進事業については、生産農家等を対象に先進地研修及び講演会等を実施し、事業の円滑な推進を図ってまります。
さとうきび優良品種の導入及び普及について
さとうきび価格の品質取引への移行、収穫作業の機械化、病害虫対策等の諸条件に適合したNiF8、Ni9を継続して普及していきます。本年度は両品種の原苗ほ、採苗ほを設置し普及を図ってまいります。
生産性向上促進対策事業について
地域農業生産のシステム化の推進を図るため、地域農業生産システム化計画策定委員会等の開催、土地利用型農業をめぐる地域の状況の調査、分析、検討、さとうきびを中心に野菜、果樹等との輪作農法の推進策を含め、地域農業生産システム化計画の策定を行う。又、農作業受委託の斡旋、機械利用の調整、新規受託者等の研修、農業機械銀行の利用推進を図ってまいります
生産組織等の育成について
高品質の農産物を生産するためには、農家の生産技術の向上を図る必要があります。技術習得や学習の場として、本村にはさとうきび生産部会をはじめとする十生産部会があります。これらの組織の育成強化を図るため、木年度も助成を継続してまいります。
青年農業者人材確保育成事業について
近年、農業者の高齢化や中核農家の減少が顕著に現われてきており、農業振興を図る上で農業後継者の育成確保が、早急な課題となっているそのため、将来の村農業を担う優れた青年農業者に、本年も後継者に必要な農業技術の習得や農業経営能力を習得させる為、青年農業者に本十の優秀な農家の視察研修を行ない、農業生産技術を身につけ、優れた農業後継者を育成してまいります。
機械銀行助成事業について
農業の機械化が進む中、農業機械銀行の受託組織の強化(農業機械の組織的集中管理、運営体制の強化)を図るため、村も補助しながら農作業の機械化を推進し、省力化を図ってまいります
認定農業者の育成について
平成六年度に作成された農業経営基盤強化促進基本構想に基づき、仙産業並みの所得、労働時間を目指す農業者を育成するため、各関係機関と連携を図り、経営改善指導を行なってまいります。又、農業経営改善支援センターについては認定制度定着に向けて活用策説明会、経営改善指導を行う。既に認定された方への経営改善指導、県内の学識者による相談会を開催してまいります。
畜産の振興
畜産経営環境整備事業について
平成七年度より平成十一年度までの継続事業であり、九年度は育すう舎一棟、成鶏舎一棟等を実施します。他の地区については関係機関と連携を密にして事業導入を検討してまいります。
村有家畜導入事業
家畜の改良増殖を図り、肉用牛の牛産地を定着させ、肉用牛生産経営の発展を目的に家畜の貸付けを行なってまいります。
畜産奨励補助について
和牛、乳牛、豚の改良増殖を図るため、優良子牛生産奨励補助、優良繁殖牛購入補助がありますが、本年度も畜産振興の為、補助を行なってまいります。
伝染病予防について
家畜の防疫対策として、ワクチンに対し助成してワクチン接種の定着化、経営農家の衛生意識の向上を図ってまいります。
畜産共進会について
家畜の血統改良及び飼養管理技術、畜産経営の向上を図るため本年度も畜産共進会を継続実施し、畜産振興に努めてまいります。
商工業の振興
商工業の振興は、雇用の創出、経済の活性化並びに村財政の充実強化と共に、村の自立性を高める上で、極めて重要であります。商工会組織運営の充実強化を図るため、商工会への助成を継続すると共に連携を密にして商工業の振興に努めます。又、村内商工業者の育成の為、公共事業の分離分割方式及び共同事業体方式による事業の発注の推進や地元産品の販売促進等に努めてまいります。村商工会が本年度より新規事業導入する村おこし事業については、事業の円滑な推進を図って、特産品の開発のため助成を行なってまいります
農業・農村整備事業
土地改良事業について
農用地の高度利用と生産性向上を図るためほ場整備工事を実施してまいりました。現在村全体の整備完了面積は一一三・五ヘクタールとなっています。今年度も継続中の県営目取真地区で一四ヘクタールの整備工事を実施するとともに、他の未整備地区についても事業採択に向けて取り組んでまいります。
農道整備事業について
農道のアスファルト舗装工事等を施工することにより、農作業の利便性と維持管理費の節減を図り、今年度も引き続き当間及び平川地区で農道舗装丁事を実施してまいります。
農業集落地域の整備について
農業生産基盤と農村生活環境基盤の均衡ある整備を一体的に実施する観点から、本年度も集落地域整備事業が古堅地区と目取真地区で継続され又、新規に仲間地区が事業実施されます。エデル事業で工事ができなかった一部についても引き続き整備を図ってまいります。
農業集落排水事業の推進について
農業集落排水事業は、農業集落におけるし尿、生活雑排水などの汚水を処理する施設の整備を行い、その処理水を農業用水として利用し生産性の高い農業の実現と活力ある農村社会の形成に資することを目的としております。平成九年度は当間地区、稲嶺地区で引き続き事業実施してまいります。又真境名地区においては、処理槽のコンクリート腐食がみられ改修が必要とされています。平成九年度から処理施設の機能強化対策を図るための補助事業を実施してまいります。
学校教育について
本村の学校教育については、平成九年度県教育主要施策及び本村の基本構想を基に、次のことを重点に推進してまいります。
学力向上対策事業について
「知・徳・体の調和のとれた人間の育成を目指し、幼児児童生徒一人ひとりの学力を伸ばす」という目標で取り組んできた学力向上対策事業については平成七年度からは、それまでの研究の成果を基礎に、同事業の継続を前提にした取組みを展開してきた。本年度は村学対の主な組織を学校教育部会、家庭地域部会、調査広報部会へ組織変えをするとともに関係団体を網羅した全村的な活動の充実に努めてまいります。
道徳教育の指定研究校(大北小)
昨年は進路指導総合改善事業の最終年次で学校・家庭、地域・行政の密なる連携によりすばらしい成果をあげた本年度は次代を担う子どもたちの豊かな心を培う「道徳教育の指定研究」を北小学校が受けた。物が豊かで飽食の時代の中「心の教育」が強く望まれており、時宜を得た指定研究である。研究は北小学校のみの研究だけでなく保護者・家庭、地域が一体となった取り組みをし、ひいては村内の各学校、各自治会により関わりが出てくる研究になるよう努めてまいります。
進路指導総合改善事業の継続研究
三年間の進路指導総合改善事業は学校・家庭、地域・行政が一体となって取り組み、生徒の目的意識の高揚に大きな成果をあげた。そのことは高等学校への不本意入学、そこから派生する中途退学問題、偏差値による受験校の選定、あるいは進学に限らず、将来に向けた職業選択の在り方等の重大な課題のクリヤーを目指す取組みとなった特に村の人材バンクを活用した職場体験学習、進路講演会、伝統芸能の継承体験学習は生徒個人が自分自身の今と将来を見つめ、保護者や地域の人々の存在の有難さを実感するすばらしい経験となった。平成九年度以降も上記の成果を十分に生かして生徒個々人がそれぞれの目的意識をしっかりと持ち、自己実現へ向け日々努力していくよう継続研究に取り組んでまいります。
校内研修の充実について
学校教育の一層の充実を図るためには、学校現場の職員の日々の研鑚が極めて重要である。そのために、本年唐は校内研修の充実に力を入れてまいります。
学校施設の整備について
平成九年度は中学校の部室と武道場の建設をいたします。知・徳・体のバランスのとれた学校教育を推進する意味からも必要な施設であり、完成後はその有効利用を図ってまいります。
社会教育の推進について
本年度は、人生の各時期に応じた学習社会の確立を目指し、社会教育大会を開催し村民の様々なニーズに応えるべく、寿学級、青年・婦人学級や各学校PTAの家庭学級を中心に楽しくより充実した人生を過ごすための学習を推進してまいります。
青少年健全育成について
青少年の健やかな成長を願い、青少協とタイアップした宿泊研修や各種の体験学習をはじめ、地域行事への参加を勧めるとともに活動の場となる子ども会の育成・強化を図り地域のリーダー養成に努めてまいります。
社会体育の推進について
生活のゆとりや趣味の多様化等で、健康保持やスポーツ熱が一段と高まってきております。今年も引き続き少年・少女のスポーツ教室や親子、成人のスポーツ大会等を開催するとともに体育施設の有効利用を図ってまいります。
文化の振興について
村内に存する大里・大城城跡、史跡、その他の有形文化財や豊年祭や伝統芸能などの無形民俗文化財等は各集落の鎮守の森である御獄とともに先人から私達に残されたもので、心の拠り所とするものであります。これらの文化遺産は今後も保存伝承し、復元に努め、子孫に正しく伝えるとともに、村文化協会の活動を積極的に援助しつつ文化振興を推進してまいります。
おわりに
以上のとおり、平成九年度の村政運営に当り、所信と予算編成方針、及び主要施策等について述べましたが、その他、村政がかかえる課題についても引き続き問題解決に最善の努力をしてまいりますので、議員各位並びに村民皆様の尚一層の御理解と御協力をお願い申し上げ施政方針といたします。
平成九年三月十日 大里村長 屋冝由章
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1nLXXhhmufUTKqdR315Al-qdmFI8bBUzZ/view?usp=drive_link |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008462 |
| 内容コード | G000001037-0001 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第205号 |
| ページ | 2-8 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1997/03/31 |
| 公開日 | 2026/03/27 |