なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

生きていて良かった 51年ぶりに卒業式~第1・第2国民学校~

今から五十一年前の昭和二十年三月、あの悲惨な戦争で卒業式を目前にしながら見送られ、卒業証書を手にできなかった大里第一国民学校(現在の大里北小)、大里第二国民学校(現在の大里南小)の卒業式(村教育委員会主催)が一月三十日、村改善センターで行われ、出席された当時の高等科二年生(昭和五年生)の卒業生四十人(対象者八十人)に五十一年ぶりに卒業証書が授与されました。また、高等科一年生(昭和六年生)と初等科六年生(昭和七年生)の修了式も同時開催され、対象者二百二十四人のうち百三人が出席、一人ひとりに修了証書が授与されました。同卒業式、修了式は、終戦五十年平和事業の一環として行われたもので、主催者あいさつに立った瑞慶覧長吉教育長は「今日の発展は、皆様方一人ひとりのおかげです。衷心より敬意を表し、戦後二分の一世紀という節目に立ち、改めて恒久平和を誓い合う機会にしたい」と述べました。在校生を代表して、城間涼君(北小六年)が「今、やっともらうことができた卒業証書を誇りにして、これからの人生、頑張って下さい」。宮城陽輔君(南小六年)が「ぼくたちの手で、より一層の平和な社会を築きたいと思います。今日の卒業式をいつまでも忘れることなく思い出の一ページにして下さい」と送辞。卒業生を代表して、第一国民学校の新垣政光さんが「平和憲法の下で卒業証書をもらえたことに感謝し、この卒業証書を生涯大事にし、二度と戦争を起こしてはならないという反戦平和の誓いの証にしたい」第二国民学校の知念一雄さんが「卒業証書を手にできたことで、人生で空白であった一ページをうめることができました。在校生の皆さんには、よい大里をつくるよう頑張ってほしい」と答辞を述べました。式後、記念撮影会や謝恩会が催され、級友らとの再会に喜び、思い出話しに尽きない光景があちこちでみられました。
卒業生一言

※卒業式に出席できず、卒業証書、修了証書を受け取れなかった方々(故人も含む)に対しては、希望者があれば差し上げたいと思いますので連絡下さい。なお、その差し上げ期間は今年度いっぱいとします。(村教育委員会より) 〇九八-九四五-一一〇〇

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大分類 テキスト
資料コード 008462
内容コード G000001028-0004
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第196号
ページ 5
年代区分 1990年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1996/05/
公開日 2026/03/27