私たちの実践したこと、考えていること、今やっていること、今からやりたいことを話してみたいと思います。ある新聞記者が取材のためか、喜屋武部落に来て遊んでいる子供たちに喜屋武はどこですか、喜屋武はどこですかと尋ねたそうです、子供たちは「キャン」はない、「チャン」と言いなさいと逆に言われたそうです。南風原町字「喜屋武」と言いなさい、という笑い話もありました。それぐらいに部落が定着している、部落を誇りに思う気持ちがあらわれている。「チャンカニー」というのが昔ありました。チャンに泥棒が入ると絶対に逃がさない、みんなの団結力がある。泥棒が入ると鐘を鳴らしてみんなで取押さえました。むらのむすまい、むすまいの心、協力しあう気持ち、むすび合う心です。チャンで何が一番好きかと青年たちに聞いたら、みんな綱引きが一番だと返事が返ってきました。いろんな部落行事があり、特にチャンは綱引き行事で区民の活性化が図られている。各種行事に役割分担を決めています行事を紹介しますと(十五夜、長者の大主、狂言、獅子舞、綱引き)などがあります。なかには登校拒否の高校牛がいましたが、獅子舞のメンバーに加わり、今ではシーサーの後継者として活躍している青年もいます。そういう意味でも行事がない部落はしょんぽりしている、団結がない若い青年、高校生が活発に参加しているところは部落に活気があります。今は公民館も道路もゲートボール場も整備され、見た目ではすばらしい部落であるがところが誇りに思っておりました自分の部落から、高校生がシンナーを吸って交通事故を起して亡くなりました。それから何カ月もたちません、今度は高校生が自分の父(当時=喜屋武区長)を包丁で刺し殺すという悪夢の事件が起りました。常日頃は何でもないごく普通の子供たちでそれから一カ月後、公務員が飛び降り自殺をしてしま「た。なぜ、どうして・…・そういうことが起ったか、これはチャンの部落になげかけられた赤信号である。部落では今後そういうことが起らないよう総決起大会も開きました。大会をやったからよくなるものでもない。何とかしなくてはと議員も評議員も各種団体長も何十回となく集まって話し合いをしました。そこで決まったことは「村づくり再生の会」をつくろう。むすまい、初めから出直そう。部落発行の広報紙があります。それを子供たちに一軒一軒玄関を開けて配ってもらう。そこで顔を知り「ヤーヤマーヌガ」と言われ名前等をお万いが覚えることになる。コミニュケーションの場をつくろうと今実践をしています。健全な地域、健全な部落が死にかけている。部落には、一億九千万円があります。人材育成に二百万円、部落のアパート建設をすることも決めました。すぐに立ち直れるわけではありませんので、二十年後には、また元のチャンになるだろうと思っています。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1mqA4GBiOiIy9S11rFSwXhQSVJ5C3yjqE/view?usp=drive_link |
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008462 |
| 内容コード | G000001007-0005 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと第175号(1994年6月) |
| ページ | 5 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1994/06/07 |
| 公開日 | 2026/03/27 |