なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

今年は酉年

平成五年は酉年です。十二支の動物の中で、ただ一つの鳥類です。単に鳥というと、ニワトリ(鶏)を思い浮かべる人も多いようですが、ニワトリは人間と最もなじみ深い鳥といえます。ニワトリといえは卵-本人が一年間に食べる卵の数は、一人当たり三百十一個です(世界鶏卵協議会・一九九年発表)。これはイスラエルに次いで、世界第二位です。ニワトリには、随分お世話になっているわけですね。ニワトリのルーツは、インド、スマトラなどのジャングルに住むヤケイ(野鶏)を改良したものとされています。それが、いまでは世界中のほとんどで飼育されています。ニワトリが日本の文献に最初に登場するのは『古事記』です。天照大神が天の岩屋にこもったとき、その岩屋から出てもらうために、常世の長鳴鳥を鳴かせたことが記されています。東南アジアには、ニワトリが太陽を呼び出すいろいろな神話がありますが、日本もそうした流れをくんでいるのでしょう。ニワトリには、卵用や肉用卵肉兼用、観賞用などの種類があります。日本の観賞用のニワトリの中では、特に長尾鶏が世界的にも有名です。尾が十二メートルにもなるものもいます。また、鳴き声のよい東天紅は、張りのある声で二十秒近くも鳴き続けるものもいます。ほかにも、声良鶏や唐丸など、鳴き声自慢がいろいろいます。人間と縁の深いニワトリですが、最近はその姿を見かけることが少なくなりました。昔は農家の庭先などで飼われていて、文字通りの「ニワトリ」でした。しかし、現在では企業の養鶏が中心となり、ケージでえさや水を与えて飼っていることが多いので、「ハコトリ」などといわれています。今年は酉年。でも、初日に向かって時を告げる鳥の声で目を覚ますというのは、都会人にとっては無理なようです。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1XRx6TbR-yk2fY-xNtaxxjrR4cojGykoM/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008461
内容コード G000000992-0002
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと第160号(1993年1月)
ページ 3
年代区分 1990年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1993/01/01
公開日 2026/03/27