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住民の行政めざして…行政懇談会 あなたの声を村づくりに生かします。

行政懇談会がこのほど九力所の行政区で開かれました。四月十七日の湧稲国を皮切りに、五月十五日のグリーンタウンまで各区公民館で午後七時から九時までの二時間、住民と村執行部がひざを交えて話し合いました。延べ百五十四人が参加され、道路整備や環境、福祉問題など、さまざまなことが話題となりました。
行政懇談会は、村行政の施策に対する理解と村民の意見や要望を聞き、何を求めているかを把握し、これからの村づくりに生かすことを目的に開かれ、村執行部からは、三役をはじめ、教育長、課長全員と村社協事務局長が出席しました。懇談会は、村長が村政の現況を説明した後、あらかじめ区長を通して出された要望や問題点について村執行部から回答する形で進められ、引き続き、参加者からの意見や質問にも応答しました。城間村長は、その中で第一次総合計画に基づく"緑と心豊かなかりゆしの里"を創造し、農業の振興、教育の振興、生活の安定と文化の向上、住民福祉の向上を重点柱に諸施策を進めることを明らかにし、村民の理解と御協力をお願いしました。要望や質問の内容別件数は表のとおりです。その中から主なものを紹介します。

Q 二男、男の宅地がなく村外に転出する者が多い。土地改良地内に家が建てられるようにしてほしい。
A 土地改良が完了して八年は家を造ることはできません。将来、住宅の隣接地については可能です。今は宅地確保のための非農用地設定をして事業を進めています。

Q 老人福祉センターの建設、役場庁舎の建設はいつになりますか。
A 役場庁舎は今年度中に場所を決め、平成五年度に用地取得をし、着Lは平成六年度以降になると思います。総合福祉センターは役場庁舎より早く建設したい。

Q 新興団地は、チリを置く場所もなく、生ゴミは長く置けないので月曜日に収集するなど地域の特色を考慮して収集できませんか。粗大ゴミは、毎月回収してほしい。
A 二業者で週三回(燃えるゴミ一回、燃えないゴミ二回)収集しています。収集を始めて二十年続いているので、慣例になっており、収集日の組み替えは難しいと思いますが検討します。今年からゴミの減量化のため生ゴミ処理容器(コンポスター)購入に三千円の助成をしているので活用して下さい。粗大ゴミは、現在年二回収集して、約五百万円かかっており、毎月は困難です。

Q 土地改良を早くしてほしい(湧稲国区)
A 今年度で概略設計をして、説明会を開き、同意を得ていきたいと計画しています。事業を進めるには地主や地元の理解と協力がなくてはできません。ぜひ、役場や推進員の皆さんにご協力をお願いします。

Q 内原公園は駐車場が狭いため、道路いっばいに車が止められ、危険で交通の妨げにもなります駐車場の計画はありませんか。
A 内原公園に五十四台活発な意見が交わされた島添の塔の駐車場に七十台止められます。大きい行事の時はどうしても足りなく村民に迷惑をかけています。近いうちに公園の隣に約七百坪(80台)の土地を借りて駐車場をつくります。また、道路の片側駐車、一方通行などで対処したいと思います。

Q PTAか子供たちの交通安全指導をしていますが安全旗、帽子、雨がっぱを支給できませんか。
A 支給しますので、総務課まで要求書を提出して下さい。

Q グリーンタウンから大城までバスを開通してもらいたい。
A グリーンタウンから大城に連絡する村道公方線改良工事の舗装が完了すれば開通させたい。バス会社も開通させたいとの意向です。

Q 大法面(グリーンタウン内の問題はどうなっていますか。雨が降ると土砂くずれのおそれと草が生い茂り、ハブも出没します。
A 業者が目取真側の宅地開発を計画しているので、同時に法面も切り取ってもらうことで話し合っています。また、自治会事務所の増築、体育センタ-敷地の植樹なども交渉します。

Q 一人暮らし老人、寝たきり老人のディケアサービスをやってほしい。
A 現在、老人ホームで日に四名、週三回のディケアサービスを実施しています。まだ二~三名の余裕がありますので希望者がいらっしゃいましたら民生委員に相談して下さい将来は補助事業を受けてできるように準備しているところです。

Q モデル事業における未整備箇所の整備をしてほしい。
A モデル事業は、昭和五十三年度から事業が着工され、平成三年度まで十四年間に約二十一億円を投入し、農業基盤整備、生活環境整備をしてきています。計画に入ってなかったとか漏れた集落道などについては、総事業費の枠で調整して整備を進めます。なお、モデル事業は平成五年度で終ることになっていますので、他の事業での整備も進めていきます。

Q 老人保健施設の建設(湧稲国地内)について説明会を開いてほしい施設の職員採用は地元を優先してほしい。
A 老人保健施設は、リハビリ、看護、介護を主とした医療ケア、日常生活サービスを行う施設です。医療法人信和会・沖縄第一病院が計画しており、敷地は約九九〇〇平方メートルで建物は三階建、延床面積は約四七〇〇平方メートル、入所人員は百人です。第一病院には、地元への説明会を早く開くように、と申し入れをしました。再度申し入れます。採用については、専門職は別として介護員などは地域の方を雇用するように要請します。

G カタカシラーが取り壊されたが、文化財に指定して保護する方法はなかったのか。
カタカシラー=真境名後方の高台に位置し、昔の男性のマゲの形に似ていたことから「カタカシラー」と呼ばれ、地域の人たちから親しまれていた岩石で、航海する船の目印にもなっていたという。
A 村の目の届かないうちに取り壊されてしまった。半分壊された時点で中断させ、県の指導も仰いだが開発行為にも該当せず、法的に規制できなかった。文化財指定もさせてなく、個人所有のため、どうしようもありませんでした。

Q 大城城跡近くで火葬場建設の動きがあり、部落では去る常会で区民全員が反対の確認をしています。村はどう思いますか。
A 村には火葬場建設の話はありません。村としては、島尻消防清掃組合か南部振興会が運営する立派な火葬場が南部地域に必要だとは思っています。

今回は、九つの行政区との懇談会でしたが、村民の声を直接聞くことができました。どれも貴重で建設的なことばかりでした。「役場職員は、笑顔であいさつ、愛想よく応接してほしい』と、小さなことですが、非常に大事な御意見もありました。これらの要望などについて、早速課長会議で一つひとつ検討して可能なものから改善、推進していくことが話し合われています。残りの十二自治会の行政懇談会は、来年行う予定です。村民と一緒に住みよい村づくりをしていきたいと思いますので今後とも忌憚のない御意見を寄せて下さいますようお願い致します。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1g2VXMXBJ1XCBB9kZUqjAdUARwnXJfuJy/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008461
内容コード G000000989-0001
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと第157号(1992年8月)
ページ 2-4
年代区分 1990年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1992/08/05
公開日 2026/03/27