どんな時に精神科を受診すればよいのでしょうか。受診が必要なときとは、医療の援助なしでは本人の回復が困難と思われる状態をさしています。以前は、精神状態が極度に悪化し、家族ではどうしようもなくなった時点で、強制的に連れて来られて即入院するケースが多かったのですが、最近は自ら希望して、ひとりで受診する方が増えてきました。おもな受診の理由をあげてみると、①精神症状の悪化、②問題行動、③診断や精密検査、などです。精神症状では、うつ気分のため仕事が手につかない強い不眠のため生活に支障をきたす、不安や恐怖感が発作のように起こるなどの症状がよくみられます。また分裂病やアルコール依存症に多くみられる幻賞や妄想、うつ病や分裂病に多い長期間の引きこもり、分裂病や痴呆(ボケ)に多い支離滅裂な言動などのため、家族が心配して一緒に受診することもあります。問題行動は、ほとんどの場合本人は自覚できず、家族や周囲の人の苦痛や不満として表面化します。うつ病における自殺は、本人および家族も病気とは気づかないうちに、自殺に走ることも多いので、家族や同僚は、本人の悲観的な言動に十分耳を傾け、受診を勧めることが大切です。アルコール飲酒による家族への暴力行為や、同僚への迷惑などは大目に見られがちですが、それは本人の回復にとっても良くないことです。朝からの飲酒、飲酒による頻繁な欠勤、飲酒時の幻覚の出現、飲酒による肝障害や膵炎のくり返しなどがあれば受診が必要といえましよう。診断や精密検査では、夫がうつ病なのか単なる怠けなのか区別がつかないとか親の物忘れが急にひどくなったための検査に活用できます。沖縄でも総合病院の精神科や精神科クリニックの増加にともない、このような受診が増えました。本人が受診を嫌がるときは、だまして受診させたり、強制的に受診させると後々まで心の傷として残ります。できるだけ本人の気持ちになって説得し、説得が困難なときは保健婦や村の担当者に相談しましょう。
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008461 |
| 内容コード | G000000973-0018 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第141号 |
| ページ | 11 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1990/11/07 |
| 公開日 | 2026/03/27 |