汗を流してひたむきに頑張る姿をどう感じますか。バカな事だと思いますか。私は、一生懸命何かに打ち込む姿をすばらしいと思います。数カ月前まで私は、一つの目標へと向っていました。それは、最後のバスケットボール大会で勝利を得る事でした。中学入学の当初入部し、夏の暑い日にもただひたすら練習を続けてきました。それもみんなこの勝利のためでした。しかし、最後の試合は負けてしまいました。私は呆然と立ちつくし、やがて我にかえると今度は涙があふれてとまりませんでした。私の流した汗が無駄になったという思いでいっぱいでした。あの練習のとき、他の部員にも厳しかった私は一マジメすぎる」と陰口を言われていましたが勝利のためだと思い一層自分も厳しく練習を続け、汗だくになったものでした。おもしろおかしく軽い気持ちでやっていれば友達ともっと明るく親しくなれたのではないか。どうせ今、負けるのだったら私のとった態度は間違いではなかったか。重苦しい迷いでした。試合の日から私は、時を忘れたようにただぼうーつと暮らしていました。あの汗が無駄だったのではないかというむなしさで一杯でした。そんなとき、いつも励ましてくれる母が「お母さんは小さい頃、全然スポーツや色々な事に挑戦しなかったから本当に残念に思う。でも真紀が色々な事に頑張ってとってもうれしいよ。これも親孝行だね。フ」れからも友達を大切にして色々な事に頑張っていきなさいよ。勉強よりも大切な事はそれだよ」と。私は、はっとしました。夕方仕事から帰った父もあきらめるな、頑張れ、努力だ。」と言ってマラソンに出かけていきました。走るために夕バコを止め、夜ふかしを止めた父の姿を送りながら、結果よりも頑張っている姿が大切だと両親は教えてくれているのだと思いました。私は、思い出しました。歯をくいしばって頑張り精一杯やり終えたときのあのすがすがしさを。ポタポタ流れる汗は心地良かったことを。私は気づきました。あの汗こそが青春の輝き、そのものだと。一生懸命努力すれば、きっと大切な宝物が見えてくるように思えてきました。大人になって「ああ、あの頃頑張ってよかったな。」と思えるようなそんな一日一日が終れたら最高です。そして私は、また努力していきたいと心から思いました。「人は、一生懸命生きる事こそ価値がある」と習った事があります。私も二度とない人生を精一杯生きていきたいとそう思います。転んでも起き上がり立ち上がり、すばらしい価値ある人生を築けたら最高です。二年間の部活の汗の結晶は、勝利にはなりませんでした。でも、私の流した汗は、無駄ではなく、この身体に大きな財産を残してくれたのです。勝ち負けが問題ではありません。いかに自分が頑張ったかが問題なのです。私は私なりに精杯頑張りました。頑張ったからって必ず勝利はもらえるはずはないけれど、私自身としては大きな勝利のメダルをもらえたような気がします。何かに向って、ひたむきに頑張ることのすばらしさ。友情。汗。そして両親の愛。この三年間の部活は私にそれを与えてくれたのです。そして、それは限りなく大きな宝物だったのです。私は、これからも汗して大きな宝物を見つけていきたいと思います。
第十二回県少年の主張大会が九月三十日に那覇市中央公民館で開かれ、県内の教育事務所から推薦された十二人の中学生が熱弁を振るいました。島尻地区代表で出場した比嘉真紀子さんは最優秀にはなれなかったが堂々の発表をして詰めかけた家族、友人、学校関係者から盛んな拍手を受けました。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1SPt3FomZ8RFLWxhC-4cL6gsZkzm0hWRL/view?usp=drive_link |
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008461 |
| 内容コード | G000000973-0013 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第141号 |
| ページ | 8 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1990/11/07 |
| 公開日 | 2026/03/27 |