うつ病は治る病気です。国連の統計によると二〇人に一人は、生涯のうち一度は軽いうつ病にかかるといわれています。また近年軽いうつ病が増え、それを「人生における風邪」と表現している学者もおり、身近な病気になりつつあるといえましょう。しかしながら治療せずに放置すると、最悪の事態になることもあり楽観はできません。なんとなく憂うつだ、気力がわかず什事がはかどらないなどの軽い"うつ"は、誰でも経験したことがあると思います。また長い人生の途上で最愛の人を亡くしたり、事業に失敗したことなどが原因でひどく気分が落ち込み、何も手につかないといった苦しい"うつ"の時期を経験された方もあるでしょう。では病気としてのうつ病と、そうでない"うつ"はどう違うのでしょうか。病気でない"うつ"は原因となったストレスが明確で、落ち込んだ時の程度の深さと期間の長さが周囲の人から十分に理解できるものです。また周囲の人の同情にもよく反応し、自分が落ち込んでいる理由も自賞しています。うつ病の場合、元来働き者だった人が引越しや昇進事業の失敗や近親者の死などをきっかけとして発病する場合と、誘因がはっきりしない場合とがあります。また誘因があったとしてもたとえば喪が明けて何ヵ月にもなるのにうつが回復しないなど、落ち込みの深さが周囲の理解を越えるものです。周囲から同情されても硬い表情のまま感動せず、また自分が病気であることを認めたがらないものです。そのため家族や同僚が心配して病院の受診を勧めたり、逆に周囲の理解がない時は怠け者として排斥され、自殺に追い込まれることもあります。うつ病に多い症状は、気分が沈んで何もできない、死を思いつめる自殺の願望、不安と焦りでじっとしておれない、ささいなことでも自分を責めたがる、夜明け前の目覚めに苦しむなどです。五〇代以後のうつ病では、身体の不調として現れることが多く、内科や整形外科で異常ないといわれたため、病院を転々と受診することもあります。最初に述べたように、うつ病は治る病気ですので、早く専門家に相談することが大切です。村では毎週火曜日の午前中、役場の隣の保健婦室で健康相談を実施し、電話相談も受け付けています。(電話)五-二八二三
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008461 |
| 内容コード | G000000969-0012 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第137号 |
| ページ | 9 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1990/07/01 |
| 公開日 | 2026/03/27 |