一、ふるさと創生事業について
ふるさと創生事業については、平成二年度も地方交付税として市町村の規模に応じて交付されることになっております。その資金の活用については、充分検討し計画を立て「ふるさとづくり」を推進してまいります。
二、村道、公園、河川の整備について
道路の整備
村道の整備は、目取真~大城線、屋宜原線の改良工事が三年次に入っておりまして、用地胃収、工事が順調に進展しております。平成二年度も両線の整備工事を進める予定であります。又、新規事業として平成二年度からグリーンタウン、大城間の村道公方線を国庫補助事業で整備する予定であります。次に、対米請求権事業及び村単独事業で、村道舗装補修、側溝整備を進めてまいります。
公園の整備
昭和六十一年度に事業開始した大里内原公園整備事業は、平成二年度最終年次となります。これまで、メインの多目的広場をはじめ、テニスコート、ゲートボール場、チビッコ広場、展望台、管理棟等整備してまいりましたが、平成二年度は、公園全体を植栽し、年度内には村民待望の公園が完成する予定でございます。
河川の整備
河川の整備は、これまで国庫補助事業の災害復旧事業として年次的に整備してまいりましたが、平成二年度も饒波川の災害箇所の事業採択にむけて努力してまいります。
三、環境衛生の充実について
環境衛生の充実は、村民が快適な日常生活をしていくために重要な施策の一つであり、平成二年度も引き続き生活環境の保全に努めてまいります。まず、日常生活から発生する「ごみ」の収集については、前年度まで島尻消防清掃組合が業者に委託契約し、祝祭日は「ごみ」の収集はしないことになっていたため「ごみ」処理上問題となっておりましたが、収集業務の委託契約を関係町村で行うことになりましたので、平成二年度から祝祭日の収集運搬業務も実施し「ごみ」の収集処理を改善してまいります。又、粗大ごみ」については、前年度同様年二回収集処理することとします。し尿処理については、島尻消防清掃組合の近代的し尿処理施設(清澄苑)で処理されていますが、世帯数に応じ搬入量が少なく、村民への周知を図り、し尿処理が円滑に行われるよう努めてまいります。
四、村民の健康保持と福祉の向上について
健康保持について
健康は、社会生活を営むうえで、最も大切なものであり、平成二年度も引き続き村民の健康増進に努めてまいります。まず、老人保健法による健康診査、健康相談、訪問診査、健康教育、機能訓練等を行ってまいります。特に健康診査では肺ガン、乳ガン、子宮ガン等の検診を前年度同様実施するとともに、住民検診の受診率が四十一パーセントであり、県目標の五〇パーセントを下回っていることから、その引き上げに努力し、成人病等の早期発見に努めてまいります。又、各種予防接種、乳幼児健診及び健康相談妊産婦健康相談、妊産婦栄養相談等も例年どおり実施し、乳幼児、児童生徒、母子の健康保持に努めてまいります。前年度まで、村民の健康増進にかかわる業務は、県派遣保健婦が主に担ってきましたが、人口の増加、保険需用の増大等の現状を改善するため、平成二年度から村保健婦を新たに設置し村民の健康づくりをより推進してまいります。
村民福祉について
村民が安心して暮せる地域社会の建設を目指し、村社会福祉協議会をはじめ、民生児童委員等の福祉関係各位のご協力で年々住民福祉を充実してまいりました。平成二年度も、引き続き関係団体の協力を得て、老人、児童、心身障害者、母子・父子家庭、病人や低所得者等要援護者へのうるおいのある福祉活動を進めるとともに、懸案でありました精神薄弱者福祉会を結成し福祉の向上に努めてまいります。
児童福祉について
明日を担う幼児の保育及び児童の健全育成を図るため、引き続き保育所、児童館の管理運営を強化するとともに、職員研修の強化並びに保護者との連携を深め、児童福祉の向上に努めてまいります。
老人福祉について
長年地域社会の発展に貢献なされた老人が、健康で安心して暮せるように、引き続き老人福祉事業を推進し、老人クラブの育成、更に一人暮し、ねたきり老人介護に家庭奉仕員の派遣やねたきり老人を一時老人ホームに入所させ、入浴、リハビリ等の介護委託を行う等老人福祉の向上に努めてまいります。
五、農業の振興について
土地改良は場整備事業について
この事業は、農業の基盤となるぱ場を整備し、労働生産性、土地生産性を高め、農業経営の安定を図るためのものであり、国、県の補助事業としてこれまで推進してまいりました。これまでに、稲嶺、嶺井、平川、当間、仲程、大城地区の整備を完了しております。継続中の真境名地区は平成二年度で工事完了する予定であります。又、事業推進中の目取真地区については、県営事業による特殊農地保全事業として平成二年度から事業を開始する予定になっております。更に、引き続き未採択地区の事業推進を図ってまいります。
農地保全事業について
この事業は、急傾斜地帯の農地保全対策として、農用地の侵食崩壊防止のための、排水施設農道等を整備し、農業生産性を高めるものであり、平成二年度も継続中の大城区の平田原地区大石原地区の工事を進める予定であります。
農道整備事業について
この事業は、農村基盤整備事業の一環として、農道を整備し、生産性を促進するものであり、
継続中の稲嶺土地改良地区の幹線農道の整備は平成二年度で完了する予定であります。又、同事業については、今後計画的に推進し、採択に向けて努力してまいります。
農村総合モデル事業について
この事業は、農業基盤及び農業集落の生活基盤を整備するものであり、国、県の補助事業として昭和五十二年度から着工し、集落内の生活道路、排水路、農村公園、農道、村農村環境改
善センター等の整備、並びに土地改良事業を実施し、活力ある村づくりを推進してまいりましたが、平成二年度は事業の促進と、高宮城地区土地基盤整備事業の工事を予定しております。
農村振興地域整備計画の見直し
昭和五十七年に、本村の農業振興地域整備計画を策定し、今日に至っておりますが、その間本村においては、住宅団地の造成、分家等による宅地造成等により、農用地区域からの除外に
より農用地区域の変化が進んでおります。平成二年度は、本村は見直しの年であり、同計画について、これまでの農地の変化等を検討し、見直し作業を進める予定であります。
農作目の生産振興について
本村は、さとうきび作を中心に、野菜、花き、畜産、果樹等多作目の生産が行われております。特に基幹作目のさとうきびは、平成六年から品質取引が導入されることになるので農業の振興について一段と経営改善が必要な時期となっております。平成二年度も、農家の経営安定を図る上から引き続き、村農協、普及所等と連携を密にし、経営講習会、優良品質の導入、普及を行ってまいります。又、農家の実態を把握するための農家台帳の作成も予定しております。
畜産物排泄物の悪臭防除及び処理対策について
近年、畜産物排泄物の悪臭、河川の汚染が悪化し、環境衛生上からその改善策が急務となっております。このことは、短期間で解決することはむずかしいが、平成二年度は、その改善策の一環として畜舎悪臭防除についての試験地区を設定し、基礎的資料を作成する予定であります。
六、教育の振興について
学校教育について
本村の学校教育は、自ら学ぶ意欲を育て、学力の向上を目指すと共に豊かな表現力と粘り強さを持つ児童生徒の育成と平和で活力ある社会形成者として国際性を培い郷土文化の継承発展に寄与する豊かな人間性と創造成に満ちた健全な人間育成をめざして推進してまいります。なお、平成二年度は、通常教科のほか、県の指定を受け、南小学校においては、前年度に引き続き「奉仕等体験学習」、北小学校においては、個々の学力を高めるための国語教育の研究」を実践してまいります。中学校においては、前年度に引き続き「一人びとりを高めるための指導と評価」についての実践をはじめ、外国人英語教師を引き続き設置し、英語教育の充実と向上を図ってまいります。又、大里中学校運動場側の校舎が老朽化していますので、九教室の校舎増改築工事を予定しております。次に、平成二年度から教育委員会事務局に新たに学校教育指導主事を設置し、学校教育の充実、教職員研修の充実を図ってまいります。
幼稚園教育について
義務教育就学前の幼児期は、人間形成の中で大切な時期といわれています。園児の健やかな成長を促進するために、保育内容の充実と快適な園づくりに努力してまいります。又、園児の登園、降園時の安全面についても引き続き配慮してまいります。
社会教育について
急激な社会の進展で、国際化、情報化と併行して、高齢化社会が進む中、人々は自己の充実、啓発や生活の向上のため適切な学習要求をもつようになり、生涯学習時代への基礎づくりとして、社会教育の果す役割は益々増大しています。それに応えるには、生涯学習の場、体制づくりを強化し、村民のニーズに対応できる社会教育を推進することが重要であり、平成二年度も引き続き地域の諸活動を活性化することに努め、生涯にわたる学習、スポーツ活動等の充実を図ってまいります。
文化の保護育成について
村内に存在する重要な文化財、文化遺産を大りに保護し、文化財としての指定を推進するとともに、城跡等の環境整備に努め、貴重な文化財の歴史的偉業を学びこれを後世に正しく継承し、新しい文化を創造する基礎づくりを進めてまいります。X、今後大里村の歴史や文化を広く多くの方々への紹介と活用を図るため、平成二年度は、遺跡の分布調査、発掘等を行い埋蔵文化財の適切なる保存に努めてまいります。
おわりに
以上のとおり、平成二年度の施策のあらましを申し上げましたが、財政事情の厳しい現状にかんがみ、村政運営にあたっては、行財政の効率的運用を図り、村民の生活向上に向けて、より一層努力していく所存でございますので、議員各位、村民皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ私の所信と致します。
平成二年三月十二日
大里村長 仲程實信
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1H3487QaoYmFJnh6_ycUjBDzxBgjI1C4M/view?usp=drive_link |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008461 |
| 内容コード | G000000966-0004 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第134号 |
| ページ | 3-6 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1990/04/09 |
| 公開日 | 2026/03/27 |