平成二年第二回大里村議会定例会が三月十二日から二十七日まで、十六日間の日程で開かれました。議会初日の開会冒頭で仲程實信村長が、村政運営の基本方針である平成二年唐の施政方針演説を行い「緑と心豊かなかりゆしの里・大里を創造・建設することを基本理念に、「自然と調和した活力あるむら」「生活環境の充実した住みよいむら」「人間性豊かな教育文化むら」の三つの基本目標実現に向けて頑張って行く事を明らかにしました。
はじめに 仲程實信村長
本日ここに三月議会定例会を迎え、平成二年度一船会計予算、特別会計予算並びに条例案等を提案するに当たり、村政運営の基本方針と梅策のあらましについて、私の所信を申し上げ、議員各位、村民皆様の御理解と御協力をお願いします。私は、村政運営に当たり、これまで本村の進むべき方向を、都市近郊農村として、「調和ある豊かな村づくり」を基本方針として村政を渾営してまいりました。幸いに、昨年議員各位、関係者の皆様、村民皆様の御協力により、今後本村の進むべき方向を定めた第二次総合計画が策定されました。この計画で、総合的展望にたった「緑と心豊かなかりゆしの里・大里」を創造し、建設することを基本理念とし、又基本目標を「自然と調和した活力あるむら」、「生活環境の充実した住み上いむら」、「人間性豊かな教育文化むら」とし、村民と行政が一体となって推進することになっております。平成二年度は、その目標にむけて進む初年度でありまして、これまでの行政効果を踏まえ、全職員が一体となって、諸施策を推進し、村民の信頼と付託に応えられるよう努力していく考えでございます。
平成二年度予算編成方針
わが国の経済情勢、並びに財政事情について述べますと、「平成元年十二月二十二日閣議了解」で、次のように発表されております。先づ平成二年度の経済情勢は、輸入製品類を中心とする増加等から国際収支の黒字幅は縮少傾向にあるものの、国内的には、個人消費の堅調な推移、設備投資の増勢等による内需拡大並びに鉱工業者の増加傾向、雇用情勢の改善等にささえられて、景気は引続き上昇するものと期待されている。このことから平成二年度の経済成長率は前年度当初見込みとほぼ同率の名目で五・二パーセント、実質で四・〇パーセント程度になるものと見込まれている。ところが、国の財政事情は、巨額の国債残高をかかえ、加えて急速に進展する人口の高齢化や国際社会における我が国の責務の増大など、社会経済情勢の変化に財政の弾力的対応を回復することが緊急な課題であり、税制改革を円滑に実施するためにも、財政改革を引き続き推進する必要から、財政改革の第一段階である公債依存体質からの脱却の実現にむけて公債依存度の引下げを図る。更に歳出の徹底した見直し合理化等により、経常経費の徹底した節減を図ると同時に、引き続きNTT(日本電信電話株式会社)の株売却の収入財源を活用し、内需拡大策を講ずることになっている。又行政改革面では、国家公務員の定員数を引き続き縮減を図り経費の節減合理化、各種施策の厳選、財源の重点的効率的配分を図る等により、平成二年度の国の一般会計予算は、前年度当初予算に比べ九・七パーセントの伸びとなっている。一方、地方財政対策については、地方交付税を増額する等の財政措置を講ずることになっているが、自主財源に乏しい本村においては、人件費の上昇、補助事業の対応費の捻出等に伴い、財政はいぜんとしてきびしい状況にあります。以上のことから、平成二年度の財政運営に当っては、行政需用の高まる現状にありながら、村単独事業の縮減、需用費、備品費等の経常経費の節減を行い、財源の重点的配分を行うことに努めました。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1H3487QaoYmFJnh6_ycUjBDzxBgjI1C4M/view?usp=drive_link |
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| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008461 |
| 内容コード | G000000966-0002 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第134号 |
| ページ | 2-3 |
| 年代区分 | 1990年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1990/04/09 |
| 公開日 | 2026/03/27 |