なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

今年は辰年

辰は十二支の中で唯一の空想の動物です。でも、念のため、ある動物図鑑を見たら、辰は竜として載っていました。「大蛇に角や猛獣、猛鳥の頭を組み合わせた伝説の動物」とあります。
辰は十二支の仲間として広く知られた存在なので、架空の動物の中でも別格なのでしょう。もちろん、最近登場した怪獣の類は図鑑に載っていませんでした。
伝説の竜は中国や日本だけでなく、同じようなものがヨーロッパやインドなどにも見られます。どれも実在の動物を組み合わせたようなものですが、中国や日本の竜は蛇の胴に足をはやし、鬼の顔に鹿の角をつけたような動物です。
竜は日本では、水をつかさどる力を持っているとされ、竜神や竜王に雨ごいをする風習が各地にあります。竜住む池は水枯れず」とか「竜の子は小さしといえども、よく雨を降らす」などといわれるのはこのためです。
また竜は諺にもしばしば登場します。「竜吟ずれば雲起こる」とは、英雄の決起に多くの同志がこれに従うことの意味で、英雄を竜にたとえているのです。
「竜の翼を得たるごとし」は強いものがさらに強くなることで、翼の代わりに水、雲などということもあります。
(注)「竜の腭の玉を取る」は、難しいこと、危険なことのたとえ。また、「竜の髭を蟻がねらう」は身のほど知らずのたとえです。このように竜は強いものとされていますが、「竜虎あい撃つ」ともいわれますから、竜は虎とは互角のようです。
さて、みなさんはこの新年をどんな決意でお迎えになりましたか。いずれにしても「竜頭蛇尾」に終らないようにしたいものですね。
※顎(あぎと)とは、あごのこと。

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大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000943-0002
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第111号
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1988/01/01
公開日