なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

知識・修練で活性化

"地域の活性化と振興開発をめざす"ことをねらいに、琉球新報社、大里村共催の第三十回琉球新報移動編集局が、十二月六日から八日までの三日間、村農村環境改善センターで開催されました。
「世界のウチナーンチュ」「むかし沖縄」の写真紹介をはじめ、琉舞教室、囲碁教室、沖縄戦記録フィルムの上映、新聞づくり教室などが催され、多くの村民が参加しました。
「大里村の将来の展望地域の活性化はどうあるべきか」について、三日目の八日午後六時から行われた地域づくり懇談会には、役場、農協をはじめ農業関係者、教育、福祉、商工関係者五十人余が出席し、比嘉照夫・琉球大学農学部教授が「農産物の自由化と沖縄農業の体質改善」と題し、講演されました。
その中で比嘉教授は、自由化の外圧や国の行財政改革の進む今日、「時代の流れは必然的に完全自由貿易の方向を示し、技術開発のプロセスと保護留易から自由貿易へ、天然資源から人的資源へと世界的に大転換を迎えており、量より質への転換であり、質の多様化、すなわち独創性に価値の比重が移って来たことを示している。」このようなことからも「①それに適した環境を作る。②新しい価値あるものを作る努力、研究。③新しい技術、知識の修練などが必要であり、いかにその物に成り切るかで新しい価値感が生まれるものである。」と、今後の方向性について述べられました。
また、仲程村長は、沖縄県の島嶼性や亜熱帯性の長所、短所をあげ、「農業生産基盤、水資源、生活環境基盤の整備強化で、村の活性化を進めたい」と述べました。
参加した関係者からは、それぞれの分野の抱える切実な問題や今後の方向性等についての意見が出され、比嘉教授から指導、助言を仰ぎ、「今一度、自分の農業や産業について見詰める必要があり、そこから長所の助長、短所の補正をなし、知識や技術の修練で経営の改善、活性化に継がる。」ことを再認識しました。
農業振興連絡協議会や現在ある組織の活用、活性化を促し、各組織からの要望等について検討を重ね、横の連係を強化し、さらには新しい組織の設置等積極的に進め、活力ある村づくりのため、村民各位の一層の発奮をお願いしたいものです。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1rm8eIu43u_WXrcnlcIZkUZe10g3OR9a6/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000933-0004
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第101号
ページ 5
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1987/01/01
公開日 2026/03/27