パネリストの一人、島尻教育事務所の中本安照氏は、学力と生活との関連性について触れ、「現在、県内の高校では、年間に千七百人余の中途退学者がおり、その内、学業不振や学校への不適応が八割近くも占め、基礎学力がいかに大切であるか」また、これら基礎学力の向上の取り組みとして、「地域や家庭、学校の三者が一体となってはじめて基礎学力が培われるものであり"縦横(組織)"縱横(組織)の連携"」を強調していました。
南小学校の比嘉重義校長先生は学校運営の立場から述べ、「体験を通して知識を身につけた昔と違い、現在は体験学習のチャンスが減り、手先の不器用さや平衡感覚の発育不全等、敏捷性に欠ける面があり、体験学習を通して身体的活動の不足を補い、働く喜びや尊さを味わい、身の回りの整理等計画性や積極性、敏捷性の助長になる。」また、子ども達自身の行跡に対しても親や地域がそれを認め、ほめてあげることが子どもの積極性の増進、学習意欲の喚起になり、青少年の健全育成や基礎学力の向上につながる。」と"体験学習の重要性"を説いていました。
三人目のパネリストで、しんがりを務めた西原町の安里憲幸先生は、方言を交えた一風かわったやり方で西原町の基礎学力の向上について紹介し、初のシンポジウムを盛り上げてくれました。
その中で安里氏は、「一点目に自治会や婦人会、青年会等地域の一致団結した推進。二点目は昔のよい習慣である"学習の時間"の復活設定。三点目は、学校の先生方が燃えることであり一緒にやることが子ども達に好かれ、感性を高め延いては基礎学力の向上にもつながる」また「豊かな心を兼ね備え、人の痛さを知りたしかな学力を身につけた"できる子供-リキヤーの中でもユウー・リキヤー"の形成をめざし、先生方と子ども達が、スポーツを通して心体をぶつけた教育で"やればできる"という気力を養う。」等文教の町、西原をめざした地域あげての取り組みを述べていました。
三人のパネリストの先生方は、異口同音に「組織の大切さ、地域・学校・行政が一体となって初めて基礎学力の向上につながる。」と強調していました。
シンポジウムの後は、老人クラブ、婦人会、子ども会員らによる郷土芸能を観賞し、地域社会の"輪の大切さ"を再認識しました。
| ダウンロード | https://drive.google.com/file/d/1-KKSHciPj5hP_RMz5C4-JriJzbEtc-6m/view?usp=drive_link |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008460 |
| 内容コード | G000000931-0003 |
| 資料群 | 旧大里村広報 |
| 資料グループ | 広報おおざと 第99号 |
| ページ | 3 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 役所・役場行政広報 |
| 場所 | 大里 |
| 発行年月日 | 1986/10/01 |
| 公開日 | ー |