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青少年の健全育成に向けて②

青少年の健全育成に向けて、六月十日行われた青少年育成キャラバン隊との意見情報交換会での学校現場(中学校)と総まとめについて述べてみます。
村からは、村長をはじめ教育委員、区長、各区PTA支部長、婦人会役員、民生委員及び学校等から、四十人余が参加し、青少年健全育成について意見、情報交換が行われました。

膚をつき合せた指導方法
中学校では、心身障害児理解推進校として文部省から指定されており、沖縄盲学校と交流校として提携し"おもいやりの心"を育て共に生きる-助け合う精神の助長に役立てています。
また、生徒指導に当っては、実際の指導体験から「その生徒たちと直に膚をつき合せた徹底した指導方法が荒れた生徒やグループ化した生徒の問題点の解決になり、青少年の指導につながる。」等実例があげられました。
マスコミ等の報道の仕方一つで、父兄の先生方や教育現場に対する不信感を植え付け兼ねないことにもなり、教育の振興上好ましくない状況になる。団体生活においては、ある程度の規律が必要であり、それをなくした教育ではどうなるか。その子が高校、社会に出た場合はどうなるか、目先やある一部分を客観的に見つめるべきでなく視野を広げ幅広く見つめる心を育てる必要がなかろうか。など厳しい意見も出されました。
島尻教育事務所の中本指導課長からは「現在、抱擁すぎる面があり、常に物事に対する係わりをもたし、失敗も恐れず体験させることで、おもいやる心を自然に植え付けるべきである。」との指導助言がなされました。

楽しい家庭ふれあいの家庭
全体のまとめとして、小波蔵政光青少年育成県民会議会長は「楽しい家庭が深夜徘徊の防止や青少年の健全育成になり"勉強しろ、勉強しろ"など命令形ではなく、時と場合にあった臨機応変なやり方で逆からも言うようにする。」などふれあうことが大切であり、子供自身の進むべき道はそれぞれ違うので、子供をもう一度見詰め「子供が何に適しているか。一番楽しく幸福になるかを見極めるべきである。」との総評で、青少年育成キャラバン隊との意見、情報交換を終えました。
(次に紹介するのは"いじめ"にあったある少女の手記である。前号①で述べたように、始め優しかった友達から、何かの拍子にいじめられ、学校、クラスがいやだ。と泣きたい気持を記していました。)

ある少女の手記②
どうして人間には、良い心と悪い心の差は、なんという事だろう。太陽の光が遠くなっていった。いじめる人もいれば、S子、K子T子みたいな優しい人達が居る。私がいじめられたあとから「大丈夫」と優しい声をかけてくれる。私は、心が少しだけ良くなるけどやっぱり不安が残っている。また明日は今日より、ひどくいじめられるのが心配になってきた。いつ、あの人達がいじめにくるかわからない。休み時間にいじめられ、S子先生などがきたらやめてしらんぷりをしていたが、私のことに気付いた見たいだった。私は、神さまに感謝したが、いじめた人達は先生にしかられると私を怒った。
私は、自分が正しいと思うのに、あの人達は、自分が正しいと思っているのだろう。S先生が授業をしにきたとき先生に「目が赤いよ。どうしたの……」と言われた時、私は本当の事を言おうとしたが、言えなかった。ああ。もういやだ。私をいじめた人達は罰されたのに、怒って明日からいじめられそうな気がした。○年生になってもいじめられるのかなァ~、それとも大丈夫だろうか。私は、日記にも学校であったことを書いている。
S子たちは、私を助けようと思っているが、誰も、多分助けだれないだろう。だって、怖くて、すごい力を持っているから。一学期のプールの時間だって、泳いでいる時、私を水の中に押し込んで、あがってきたら、また押し込む…。もう○組はいや、いい人達のほかは……。
と結んでいる。このいじめは、親と先生が協力し、どちらもしこりを残さない様に話し合い、解決を見い出した訳です。
彼女達も、今は、高校生になり、友達として付合いをしています。大事に至らない前に、子どもとの話し合いをいつも行い気を付けましょう。

問題が生じてからは遅すぎます。日頃から協力し、青少年育成に取り組みましよう。
毎月第3日曜日は「家庭の日」です。
家族みんなが心のふれあう機会をもち、明るい楽しい家庭づくりをする「日」です。

ダウンロード https://drive.google.com/file/d/1aNWGz_O5lncqXOo0gD3OuUsBJGnrfWkZ/view?usp=drive_link
大分類 テキスト
資料コード 008460
内容コード G000000929-0003
資料群 旧大里村広報
資料グループ 広報おおざと 第97号
ページ 4
年代区分 1980年代
キーワード 役所・役場行政広報
場所 大里
発行年月日 1986/08/01
公開日